夜中 - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

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夜中    

夜中 となりに ねている きみに ふとんを かけながら ふと 思う 毎日のように おなじことを 何百回 くりかえしてきただろう その すぐあとに 見た 夢の中に 十年くらい前の まだ わたしの 胸の高さにも届かないくらいの 背の きみが 出てきた あのころから きみも わたしも いったい なにが かわったのか かわらないのか



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作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 801.3
お気に入り数: 2
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2024-04-23
コメント日時 2024-04-27
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
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前衛性00
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閲覧指数:801.3
2025/04/15 14時48分36秒現在
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    作品に書かれた推薦文

夜中 コメントセクション

コメント数(6)
熊倉ミハイ
熊倉ミハイ
作品へ
(2024-04-24)

これ、どういう関係なんだろうか。 たとえば親子だとすると、胸に届かないくらいの背→小学生くらい? それが十年前だとしたら、今、20歳近くになったまだ親離れできない我が子との詩になる。 恋人だとしても、まだ男子が女子の背を追い越す前→これまた小学生くらいだとしたら、それから毎日一緒に寝ている関係?  姉弟だったりすると、恋仲のニュアンスがする「きみ」呼びとズレがあったり。 もしくは全てひっくるめて、義姉弟の話かもしれません。血の繋がっていない者どうしが一つ屋根の下に眠る。そう考えると最後の締め方もしっくり来て、「何が変わって何が変わらないのか」を気にするのは、「家族」にも、もしくは「恋人」などにもならない関係をみつめているんじゃないかなと。だから、「きみ」と「わたし」。何の関係・情報も明かされないんじゃないかな、と思いました。 読む人によって関係が変わっていきそうです。

1
ほり
作品へ
(2024-04-24)

優しさが滲み出てる、おとなしい詩です。 熊倉ミハイさんのコメントにもあったように、読む人によって「わたし」と「きみ」の関係性の解釈が変わってきそうですね。

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azul2010
azul2010
熊倉ミハイさんへ
(2024-04-24)

ご感想ありがとうございます。 「きみ」については、読まれる方にお任せします。 一つだけ、親子の場合の「きみ」は、 せいぜい、4,5歳くらいの子どものイメージかもしれません。 …胸だと高すぎだったでしょうか。

0
azul2010
azul2010
ほりさんへ
(2024-04-24)

ご感想ありがとうございます。 みなさん、それぞれの「きみ」をイメージしてもらえたら嬉しいです。 ちなみに実物の私もおとなしい人間です。

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田代ひなの
田代ひなの
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(2024-04-26)

読んでみて、毎日一緒に寝ている子供の成長を嬉しく思いながらも、自分が死んだ後にこの子は生きていけるのかと不安をもつ親の姿が思い浮かびました。少し重い内容で申し訳ありませんが、体は大きくなっても、親離れできない子供、何か精神遅滞を抱えていて、体は大人でも心は子供のまま成長しない子供等色々考察が浮かびました。

1
azul2010
azul2010
田代ひなのさんへ
(2024-04-27)

ご感想ありがとうございます。 「10年くらい前」という言葉が紛らわしかったようで、すみません。 「7、8くらい年前」の方が正しかったかもしれません。 私の計算間違い(というか、私自身、年を取って、もはや数年の違いを気にしないようになってしまったため)で、 イメージとしては、12歳くらいになっても夜中に掛け布団をはがして寝ている子どもに 布団をかけなおしているようなイメージです…。 子どもの成長が早すぎて、嬉しい反面、寂しさも感じるイメージでしょうか。

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投稿作品数: 2