お別れ - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



作品を
別枠表示

お別れ    

手紙をかきましょうあのひとへ お元気ですか お体のほうはいかがですか あまりお話できませんでしたね 明日は晴れますか 晴れたらいいですね この間は雨でした おかげさまで傘があったので さしました  ぽたぽたとふってましたね ところで知ってますか 例のあの事件ですよ そうそう桜が咲いていたあの頃です おだんごがたくさん余ったので 子供たちに配ってあげましたね のんびりしましょうか いいお召し物ですね ちょっと曇ってきましたね 傘を出しましょうか 大丈夫そうですね 雲の切れ間から日が差しています きれいですね 虹がかかればいいですね 冷えてきましたね 雪がふるかもしれませんね おや女の子がじっとこっちを見て なんでしょうか 指をくわえておなかがすいているのかな おだんごあげようか? お父さんのところへ帰りましたね そろそろ僕らも帰りましょうか あの桜並木を抜けて 遠い思い出のあの頃へ 帰りましょう 良い夢でしたね


お別れ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 426.0
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2024-04-03
コメント日時 2024-04-03
#現代詩
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:426.0
2025/04/15 13時23分38秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

お別れ コメントセクション

コメント数(3)
秋乃 夕陽
秋乃 夕陽
作品へ
(2024-04-03)

死者との対話、私も最近叔母が亡くなったので何気ない話でもなんでもしたいと今は思う。 なぜだろう。急に寂しくなって、置いてけぼりにあったような気分。 お葬式で遺影の前でお焼香をあげたとき、「これでお別れなんだな」とポツリと思った。 それでいて、棺桶で眠る叔母にお花を授けるとき、現実の叔母の死にどうしても精神的に向き合うのが辛くて、つい顔を背けてしまった。 しかし、いつのまにか時も経ち、穏やかな気持ちで伯母に向き合えば、詩のように生きていた頃と同じような対話ができるのかもしれない。

0
相野零次
相野零次
秋乃 夕陽さんへ
(2024-04-03)

コメントありがとうございます。はて、筆者は死者との対話ではなく、なんとなく誰かに話しがしたかった寂しさからこの詩ができあがりました。自分が書いた詩に意味を持たせるのが苦手でして。他者の詩に対しても、何かを感じるものの、しっかりと言葉にするのは不得手です。筆者自身への弱点でもあります。

1
秋乃 夕陽
秋乃 夕陽
相野零次さんへ
(2024-04-03)

そうだったのですね。 ごめんなさい。 誰かに話しかけたくなる寂しさ、ありますよね。 友人がいれば友人と、家族がいれば家族と。しかし本当の意思疎通は難しいかも。 そういうとき、私は好きなものに話しかけるようにしています。

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 1