ある日君は突然花に成った。僕の手の届かない存在。貴女はまるで天女。その美しい眼差しに見つめられると心臓が熱くなる。私は貴女に恋をした。貴女の香りは私の神経を刺激していき、狂わせていく。恐ろしい毒。まるで薔薇のように美しく残酷。だからこそ恐れ多く、美しい。そんな貴女に恋をした。手の届かない存在。私の手中に収まらない程の美貌。そんな貴女は私に微笑いかけ、その甘い表情は私の脳内に焼き付いた。離れない。
もう、貴女から、離れられない。
どうしてくれるの?
きっと貴女は毒。毒よりも刺激的な、薔薇のような美しく残酷な。
嗚呼、私の心を痛めるのね。いとも簡単に。
嗚呼、酷いわ、酷いわ。
嗚呼、きっとその柔らかな瞳で
私をいつか射殺して。
ねぇ、お願いよ。
貴女に殺されたら私。もう、死ねるわ。
嗚呼、お願い、お願い
お願い。
「貴女」
花の貴女。
作品データ
コメント数 : 3
P V 数 : 350.1
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-04-01
コメント日時 2024-04-01
#現代詩
#歌誌帆掲載応募
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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閲覧指数:350.1
2024/11/21 19時35分13秒現在
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これが本当の女の子でなく、本当に比喩でなくお花に恋をした話だったら、温かみがあると思う。生きてたら不思議なんだけど言葉が通じないと思われる動物と心が通じたとき嬉しい気持ちになる。似たようなのは、チャット機能がないゲームでプレイヤーと意思疎通ができた感じとかに近いかな。草や木や花でそうなることはありえないが、だから余計に気持ちをあらわにできるというのはあるのかもしれない
0毒は素早く前進に回り それからどこへ行くのでしょうか
0こんにちは★ お気に入り登録させて頂きました。 一読して、語り手の口調や表現から花の美しさや危険な魅力がより際立つ作品だなぁと感じました★ 色っぽさとセクシーさがいい味を出していますね(◕ᴗ◕✿) "毒よりも刺激的な、薔薇のように美しく、残酷な" のフレーズが一番心に残りました(◍•ᴗ•◍) 私も花が大好きで、いつも行っている花屋で誘惑に負けて、よく爆買いしちゃいます(笑) 花って小悪魔ですねぇ( ꈍᴗꈍ)♡
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