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この部屋で
すごく寒いし、ふざけるのやめよ ひとりじゃないって昨日の言葉 いつまでたっても既読にできない きみは皮をむいて筋をとった 生まれたばかりのみかんみたい わたしの汗はどんな匂いか 口唇でそっとさわってほしい 無理しないでって麻酔をかける きみはかなり終わってる 光に込めた意味や思いは 肌をざわざわ撫でるだけ お風呂でしおれた裸を抱いて シャワーで言葉を防衛してる わたしもだいぶ終わってる 胸のあたりにうごめく祈りを 生まれる前から思い出せない きみの精度が高くてわたしは粗いから 黙って少し横につめて、場所を分けて きみの生成りのやさしさを 隙間にすうっと流し込んで きみとかわたしとか歴史とか もうやめようって言ってほしい そんなの誰も欲しくないから こどもの頃の傷や絆も 結局、聞いてもきりがないから ただ抱き合ったまま死んでたい 目を閉じて 雨ふる春の部屋一面に 苺色のあじさいが咲いてる
この部屋で ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 585.2
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-02-11
コメント日時 2024-02-12
項目 | 全期間(2024/10/31現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
律儀で生真面目な人物を感じました。もっと気楽に生きてみたらいいような。
1しっかりと面取りをされた言葉が丁寧に綴られていて、そこに瑞々しさのようなものを感じました。齟齬のない文章で描かれた作品だと思います。そのかわり、前作にあった個性が身を潜めて、今作は別の誰かでも書けてしまうのだろうな、とそんな印象も抱きました(前作と対比して読んでしまったため、余計にそう感じたのだと思います)。今作は新作であるのか、ストックから投稿された作品なのか、分かりかねますが、後者であれば、上記の指摘は特に気にされることではないので読み流して下さい。 >雨ふる春の部屋一面に 苺色のあじさいが咲いてる これは作中の“わたし”の心象風景だと思いますが、悲しさなのか、楽しさなのか、はたまた穏やかさなのか、どのような心情を読み手に伝えたかったのか掴み切れませんでした。想像を委ねて終わる、締めの方法としては面白いかと思いますが、ここに一抹のもやもやが残るため、この書き方(表現方法)が最良であったのか、すこし考慮されてみられても良いのではないかと思います。
1コメントありがとうございます。そうです、まじめなんです笑
0コメントありがとうございました。実は投稿して読んでみて、すこし自分でなくても書けるんじゃないかと思っていました…難しいですね。ストック作品です。とにかくしっくりいくまで書いていこうと思います。
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