人生 - B-REVIEW
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ことば

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花骸

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すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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人生    

金玉に 毒を 塗り込んだ俺は 遠い夕暮れを みつめ 後悔していた いつでも 遠い 花火ってのは きれいだと 俺は 言う 「品性が欠けている。」 のだと 妻は 戦慄するほどに 低い声で 言う 金玉に塗った毒で 俺は そろそろ そば湯になる ちょうど 台所の近くで よかった 勤勉な妻が 俺を さらっと ながすだろう



人生 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 698.5
お気に入り数: 1
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2024-02-03
コメント日時 2024-02-08
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
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叙情性00
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 エンタメ00
技巧00
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閲覧指数:698.5
2025/04/15 14時36分26秒現在
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    作品に書かれた推薦文

人生 コメントセクション

コメント数(4)
A・O・I
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(2024-02-03)

どの連も発想が秀逸、無駄1つなく面白すぎる! 

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熊倉ミハイ
熊倉ミハイ
作品へ
(2024-02-07)

「人生」という題から一言目で「金玉」と続くインパクトは中々なものです。それなのに、詩全体は素知らぬ顔で脱力して流れていく。 金玉に毒を塗るとはどういうことか? 単純に、新たな生命の誕生を手放すことなのか? 仮にそう考えるとして、第二連で「俺」は遠い花火の綺麗さを思うが、花火もひとつの生命(放たれて散るまでの流れ)だと考えると、彼はそれを羨んでいるように思える。 妻の言う「品性」とは? 生命云々に考えが縛られることが品性の欠損だ、という価値観だろうか。反出生主義のようなものにつながりそうである。 そう考えると、「俺」から妻に対する「勤勉」という言葉は皮肉にもとらえられる。 麺をゆでずに、いきなりそば湯になり不要なものとされ棄てられる「俺」。それが人生なのだろうか? 「人生」という題から「金玉」と始まるこの詩の違和感は、詩全体の違和感をも体現しているように思いました。 好きな詩です。

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鯖詰缶太郎
鯖詰缶太郎
A・O・Iさんへ
(2024-02-08)

コメント、ありがとうございます。 面白がっていただけて、よかったです! 作品を読んでいただきましてありがとうございました。

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鯖詰缶太郎
鯖詰缶太郎
熊倉ミハイさんへ
(2024-02-08)

コメント、ありがとうございます。 丁寧に読み込んでいただいて、うれしいです。 人生への猛烈な厭世感、いくら夫婦といえども人間同士のわかりあえなさ、あとは人生ってどう転ぶかわからないけど、僕の場合は基本、「転落」し「焦燥」もしくは「疲弊」していくのだからタイトルは人生だろうか。 なんて感じを盛り込んでいるだろうかといった感じです。 熊倉氏の解釈も書いた本人としても興味深く感じました。 作品を読んでいただきましてありがとうございました。

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投稿作品数: 2