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カーディガン
君の手を引いて走り出すように 明日のことを考えない努力が鍵 新しい靴がチラチラとウィンドウに 朝から二人 目がそっちに行きがち 紳士を気取ってカーディガンを肩にかけたら 真摯に乗っかるノリに救われた そんな空気が 突き放された昔の恋を とんでもないと笑い飛ばした 駅前の景色は学生時代から 寝ぼけたままでも思い出せた 見えない未来は当たり前だと 綺麗な君が狙いすました土曜 この辺で弱気なブレーキをかけていた 当時の僕は見ないふりに慣れていた その時の月は 濡れたアスファルトの上を そんなもんだよと照らしてた 今日からの僕は前より少し強引な 気持ちと薄いグラスを手に入れた そしたら君が 肩にかけたカーディガンから それでいいよと手を握った
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作品データ
P V 数 : 847.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-01-16
コメント日時 2018-01-16
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
投稿有難う御座います。カーディガンが実存から離れたところへ、読んでる私の想像のところまで持ってきてくれてる。トラウマとしての「昔の恋」なのか、この連がタームとなって、5連目で冒頭にいた「君」が再び現れ、最終連では、「君」のほうから手を握ってくる。ストーリ性があって良いなあと思いました。ただ、これは私の感覚が少し偏屈なのかもしれませんが、「駅前の景色」「その時の月」「濡れたアスファルトの上」「薄いグラス」といったアクセントとして置かれている事物がありきたりなものになってしまっている気がしました。今後とも宜しくお願いします!
0コメント及びアドバイスありがとうございます。読んでくださる方のご意見参考にさせていただきつつ、これからも続けてまいります。
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