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Remember that the one you rely on is the one you can't see.
大赤斑の嵐の中で対峙する2人 グリフィスの大剣とカティアの鉄甲がせめぎ合っている 木星の模様が乱れる程の衝撃波 形勢的にはグリフィスの方が押してはいるが 眠れる森の女王カティアの体力は無尽蔵で 少々の傷も回復してしまう 2人の争いは木星が20回程の自転を繰り返しても決着がつかず グリフィスの方に焦りの色が見え始めていた 私の軍門に降れば それなりの地位も用意しよう 此処が最終的な問いになるぞグリフィス これ以上やればお前も死ぬし 木星も破壊する と不敵に微笑みながら喋るカティア グリフィスが大剣を手放す 大剣は亜空間に収納される そして詠唱魔法増幅の式神を6体配置する カティアの前髪が少し乱れている 其れを静かに撫で付けて片目を瞑る そして両手で独特な構えをとる グリフィスの心臓に標的を合わせて気を練り始める グリフィスが古の言語を呟いて詠唱をはじめる一瞬で空中に魔法陣を書き上げた 其処にカティアが突っ込んでくる 七層の堅固な空間魔法陣が破壊されたが グリフィスの心臓にはギリギリ届かない カティアの腕を掴んでその拳を開くグリフィス 木星ごと破壊するために気を練り始めるカティア、両目が金色に輝きはじめる グリフィスがカティアの左手を開いて その薬指に指環をはめる そして短い詠唱を唱える それは太陽系三大レガリアの1つ 永遠の指環だった 2人を中心にして超重力が発生する 永遠の指環をはめられたカティアは 粘性のあるヴェールに包まれて やがて8つの腕を持つひょろひょろのクマのような姿に変化した グリフィスとカティアは身体能力を極端に制御される そして指環を使った術者はその対象に対しての記憶を改変される グリフィスの記憶が改変され ふにゃふにゃした8本腕のあるクマのような 生き物に対して古くからの友人としての記憶が植え付けられる 名前はvozlyublennyy vozlyublennyy今日は木星の天気は最悪だね コリオリの力でフラフラするよ グリフィスはだいぶん訳わからなくなっている カティアはやれやれと思う 仕方ない、永遠の指環を使わせた私も未熟だったと言う訳だ この指環の呪い、1分間なら自力で解除出来るがその1分間の間に同じく正気に戻るグリフィスを仕留めなければ またこの姿に逆戻りか… … そして更に48時間は完全に意識を失う、だったか 指環自体の破壊は出来なくも無いが私自身と太陽系も破壊してしまうな 仕方ない、この指環の効力は一千年程だ 頭を冷やすには丁度良い、 私が居なくとも眠れる森は機能するだろう とカティアは考える そして新しく生えた八本の腕を使って グリフィスに鏡餅の模様をつくる ああ、地球はもしかしたらお正月かもしれない大赤斑の目の中でお屠蘇を呑もうかな vozlyublennyy此処は寒いだろう さぁ帰ろう 2人は大赤斑の目の中に帰っていく
Remember that the one you rely on is the one you can't see. ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 692.0
お気に入り数: 2
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-01-09
コメント日時 2024-01-10
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
sf風ライトノベルの一幕かと思いきや。 落とし処に。 思わず声を立てて笑って仕舞いました。 かなり高度な馬鹿馬鹿しさがあり、無駄に筆力を浪費なされた跡が垣間見えます。 実社会は悲惨ではございますが、とりあえず新年。 目出度い作品を、有り難うございます。
0コメントありがとうございます まぁ色んな意味があって投稿したのですが。皆さんの投稿を読ませてもらえてありがたくも思います。今年もよろしくお願い致しますm(_ _)m
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