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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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A/wa    

観客が立ち上がると わたしは魚になりそこねて また化粧室の蛍のよう浅い渚の飴玉、 ハミングしたんだ、追いかけるように 誰かのかわりになって 担って、産まれていった 無音のクラッカーは香りない ショートした線香花火をよぶ、 わたしの影は どこにでもあるようで 見つからない呼吸のそこ。かしこ、 確かに 弾けて混ざる。 オールを手放してから また溺れるよう泥む、 なにか辿るように  佇んで 足音を携え、 この耳にがるよう 遠景に潜り込んだ ……破船〈さなとりうむ、〉 風がある、ただ気にもならない 多分、 おおよその琴殼コトガラは潮汐に霞んでいる。 荒く畳んだ真砂の付いた片腕 で、新たな羣情グンジョウの鉛筆をさぐる仕草をみたい たとえるなら おんなの かたわらにはおとこがいて 小指一本 もいで、 くちにはこばされた まぐわいだった 鈍くうたった子雀が死面につねるなら 羈絏きせつのいろは。 ――だいぶ あられもなく〝燃ゆ〟 一端の節々は 乱れ、軋み、撓み、 歪んだ正膣を醸す 箱庭よ。 〈盆栽の、躑躅/屍/椛〉 手の内にあるようで 稀有なもの、 今とは 限りなく遠くて 近くに為る凡人 知らぬだけ、 疾走らずとも  底にあり こおりまなこの蓋 詩片うたかた 夜汽車は音もなく すべり どこか曖昧にわらう けれど あなたたちは あえて みにくい



A/wa ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 834.7
お気に入り数: 1
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2024-01-08
コメント日時 2024-01-12
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:834.7
2025/04/15 14時06分40秒現在
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    作品に書かれた推薦文

A/wa コメントセクション

コメント数(4)
完備
完備
作品へ
(2024-01-08)

誰だこれ。巧すぎ

0
天才詩人2
天才詩人2
作品へ
(2024-01-10)

aoiさんと見た!(これ系の俺の勘はだいたい外れる

0
A・O・I
天才詩人2さんへ
(2024-01-10)

バレないわけないでしょ、とは思っています

0
A・O・I
完備さんへ
(2024-01-12)

完備さんのような巧い方にそういっていただけるとは! とても嬉しく思います。

0

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投稿作品数: 2