別枠表示
振り返れば行き過ぎた8月
静かで長くて熱い夏の夜に 頭から花を浴びて溺れた8月 悲しみは咽び泣かずに ピッピッピっていう 電子音みたいに警告を発する そのまま生きればどうなるというのか むせるようにプンプン匂う 濃いめの夏の花の香りに溺れたままで 真っ白な真昼は突き刺す日差しで 僕を焼き殺そうとして来た ちょっと大袈裟だけど 袈裟斬りされた気がするほどだった なんとか生き延びて街が赤く染まるころ 夕暮れどきなのに寂しくなかった 懐かしさが心に染みる7分間だったな 三日月が異様に大きくて 鎌みたいに鋭くて この街で一番高いビルを 切り倒したがっていた 夜に叫びをあげても だれも僕をみてくれない無関心な街で ボクヲミテクダサイ と真っ黒なアスファルトをみつめて 祈った 吹く風に ダレカボクヲミテクダサイ って 人は行き過ぎ 車も行き過ぎ 人生ってそんたもんだったな と 夢のようなイルミネーションをみて 夢の中で生きてゆこう と 僕を殺そうとしないでほしいと 吹く風に 祈った
振り返れば行き過ぎた8月 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 609.1
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2023-11-26
コメント日時 2023-11-26
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
た→な やね。 この板、訂正できないの? かっこわリィ。
1