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愛犬の詩
最近貴方にくびったけ。 支配欲求に狂っちゃう前に とっととお部屋で飼育したい 天井から鎖を垂らして かがめる緩さで手枷に繋いで 目隠しを付けて器具持って 不自由な貴方の指示に従って 解放する以外の欲求全て 時間気にせずに叶えてあげる 空腹に耐えれなくなったら 美味しい料理作ってあげる いい匂いさせて足元に ディルドと並べて置いてあげる 10回イッたら 食べていいよって 優しい声をかけてあげる がんばって、 あとちょっとだよって、 温かいうちに召し上がれ、って 欲望に一心不乱に忠実に 頑張り続けて喘ぐ貴方で ずっとビデオを回してあげる 変態たちから得た収益で プラダの首輪を買ってあげる 目隠し付けているときにだけ 特別にそっと着けてあげる 愛犬の詩 2023.10.3
愛犬の詩 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 912.9
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-10-04
コメント日時 2023-10-13
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
前作は境界、前々作は双極、今回はサディズム(マゾヒズム)の詩のようですね。 精神疾患に興味があるのでしょうか。 全体的にうまくまとまって書いていると思うのですが、正常の中に潜む異常みたいな視点もあればもっと良かったな、という気もしました。
1いつもコメントありがとうございます。わたしの日常です。
0おもしろいと思いました。この作品では、内容に反して、かなり素朴な語り方が選択されています。その内容というのは、SMものの個人製作のアダルトビデオ、あるいはwebcamの撮影の風景を、「ご主人様」の視点から描いているというものです。この語り方は、「愛犬の詩」というミスリードなタイトルからすれば、意図されたもので必然的な選択なのでしょうが、SMという特殊な(?)関係性と相まって、多くの効果を生んでいると思います。 とりわけこの作品で特徴的な仕掛けは、読者に、作中の語り手の意図とは関係なく、この関係性の中に参加させてしまうという点にあります。この作品が「貴方に」という語りかけではじまっていることから、この点は提示されているように思います。 このとき、私の目を引くのは、語り手の独善性です。この語り手は、「貴方」に向けて語りかけているようでありながら、実際には「貴方」に関しては詳細な記述は与えられておらず(しかも、「貴方」は目隠しをされている!)、この作品の全体を通して読者に与えられるのは、またしても語り手の意図に関係なく、むしろ語り手自身、そしてその独善的なあり方についての記述です。たとえば、作中で幾度も繰り返される「~あげる」という記述からは、「貴方」の意図をきかない様子が、「支配欲求に狂っちゃう前に」という自己弁護や「変態たち」という言葉の使い方からは、「自分は狂っていない、正常なんだ」という信念が見え隠れします。きわめつきは、最後に「貴方」に与えられることになっているのが「プラダの首輪」であるということ。 以上のように、この詩には単に特徴的な仕掛けがあるというだけでなく、この仕掛けを存分に活用することで印象的な読みを引き出すことのできる情報の統制があり、興味深い作品になっていると考えます。誰かの個人的な手記を覗き見るようなおもしろさを感じられて、良かったです。
1嬉しい、すごく。ほんとうにすごく。 貴方の整った文章に、文脈に どうしても心が躍ってしまう。 こんなこと思ったことは無かった また書くね。私の周りの美しいこと。 批評して。もっと。もっと、もっと。 貴方の文で埋め尽くして。
0嬉しいと感じてしまいました。 すごく。ほんとうにすごく。 貴方の整った文章に、文脈に どうしても心が躍ってしまう。 こんなこと思ったことは無かった また書くね。私の周りの美しいこと。 批評して。もっと。もっと、もっと。 貴方の文で埋め尽くして。
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