僕は泣いている。
世界は廻っているけれど、自分の身体は凍えた鉛のような気がする。
どうしてこんなに悲しいの。
どうしてもこんなに苦しくなるのを押さえられない。
子は親を選べない。
親も子を選べない。
産声をあげてから、必死に生きてきたけど
何が僕に出来るんだろう。
生きるのは難しいね。
周りを見ると、皆が幸せそうに見える。
僕が不幸に見える。顔も声も身体も心も憎く、嫌いで投げ出したくなる。
皆はどうして笑えるの。何が分かるの。
誰に気持ちを打ち明けたら理解してくれるのか分からない。けれど、誰かに話したくなる。馬鹿な自分だと分かって欲しい気持ちと裏腹に馬鹿なんかじゃないとなぐさめて欲しいのかな。
きっと人はいつか旅立つ。僕もきっと明るい未来を待ち続ける。探して探して泣きながら着き進んでいく。あなたも・・・
作品データ
コメント数 : 5
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作成日時 2023-09-29
コメント日時 2023-09-30
#現代詩
#歌誌帆掲載応募
#縦書き
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2024/11/21 23時21分21秒現在
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歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 タグの通り、現代詩と致しまして拝読をさせて頂きました。 稍、退嬰的で難しいかな、と。 仮に歌誌「帆」に現代詩を掲載すると致しましても、詩的強度の高いものでなければならないでしょうから。 鋭い一刺し、が欲しい処でございます。 允に申し訳ございません。
0まさにタイトル通りの「悲しみのうた」ですね。 詩としての完成度よりもカタルシスを求めて書いた詩という印象を受けました。 心の内に秘めた苦しみや悲しみは、容易には他人に理解はされないものですね。 そういう意味では誰もが孤独なのかもしれません。 ただこの詩のような、生きづらさや苦しみを主題とした詩は沢山あります。 ですから、もし誰かの印象や記憶に残ってほしいと思うのであれば、2行目にある「自分の身体は凍えた鉛のような気がする。」のような感じの表現の工夫を、もう少し入れたほうがいいような気がします。
0淋しくて、自分の人生に甲斐を感じられぬ時、そっと詩を書いてみる、そんな気持ちに共感しました。
0その、書き手は周りを見回して幸せそうだと感じているのですけれど じっさい、その周りの人物それぞれが、みんな幸せそうだな、私は不幸かもしれない と感じているかもしれない。 ともかく、真摯に書かれた、好印象の詩、poem。
1わたしも。
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