愛の鋳造 - B-REVIEW
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愛の鋳造    

涙で錆びた僕の心に 錆び取りスプレーをかけてくれ そのあとは粗目のサンドペーパーで 鑢がけでもしておくれ 錆をとったあとは へこんでしまった心を あなたの愛の灯で 一度溶かして、もう一度 鋳造してほしい 綺麗な心が完成したら 黙ってそっとキスをくれ あなたがその柔らかな唇を 重ねたところだけ溶けてしまう 冷めたらあなたの跡だけが 僕の心に刻まれる



愛の鋳造 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 698.6
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-09-13
コメント日時 2023-09-26
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/17現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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閲覧指数:698.6
2025/04/17 00時52分50秒現在
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    作品に書かれた推薦文

愛の鋳造 コメントセクション

コメント数(3)
田中恭平 new
田中恭平 new
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(2023-09-14)

凄い甘い詩ですよね。 なんだろう、久しくこんなストレートな甘い詩を読んだことがなかったのですけれど その基本的な文章力とか構成力はしっかりあって こういう方がふられたりしたら、どうなるんだろう? 世界爆発しろ、とかになるのかな。 まあ、応援ですよね。

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片々
片々
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(2023-09-19)

「灯」はどちらかというとその光が要素として取り出される事が多いと思うのですが、「光」を発する時の熱に観点を置くのが面白いと思いました。 「愛の灯」で溶かされて、一度鋳造されてから「柔らかな唇」が触れるとまた溶けてしまう。「灯」と「唇」の位相を同じくして「キス」とは「灯」である、という論理も発生させていますね。 鋳造が目的ではなく、鋳造した後もまた溶けて「あなたの形」に変形してしまう。 とすれば最初の方に出てきた、錆びてへこんでしまったものは、直前の失恋の痕という事でしょうか。愛の遍歴? のような事も想起させますね。 甘いようでいて、「僕」という主体にとって「あなた」と名指されるひとの行為に責任を転嫁しているような強いエゴイズムを感じます。あるいは「あなた」とは絶対抵抗できない、ある種の神的存在か。 錆びをとるという日常の行為から、そう言った絶対的な権威性を想像したとしたら、とても興味深いですが、いま一歩踏み込んで「あなた」への洞察や観察があった方がよいような気もします

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雪月統
雪月統
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(2023-09-25)

錆取りスプレー、粗目のサンドペーパーという乾いた道具立てから、しとやかさの極みのような"愛の灯"に繋ぐ構成、憎いなぁと思いました。 あなたの跡だけが僕の心に刻まれる、というラストは、何か哀しい余韻がありますね。

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投稿作品数: 2