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火傷
その後に続く 言葉を おぼえていない 聞いていられなかったから あなたが 必死であればあるほどに わたしは どちらも向けなくなった 「やけどね、、、」 そうこれは方言で 「だけど」と同じ意味 言い訳の前につく言葉 「火傷ね」 ふいに脳内変換されて 再生されてしまったものに 手を触れる 火か悲か秘なのか わからずに ここにあるはずはない やけど 胸に手を添えて 窓の外、雨音、行き交う車の音 届かない声する方に かたちだけ傾いて
火傷 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 698.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2023-09-01
コメント日時 2023-10-03
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
>「やけどね、、、」~窓の外、雨音、行き交う車の音 までがこの詩の読ませどころかと思いました。 >届かない声する方に >かたちだけ傾いて かたちだけ傾くという表し方が素敵です。素敵なのですが、上辺だけみたいなことなのかな、どういう意味なのだろうとしっくりこないところと、それが最後に唐突に書かれたように思えて、この詩の終わらせ方として十分に機能していない気がしました。「届かない声する方に かたちだけ傾いて」を効果的に引き出すためには、もうワンクッションなり、繋ぎの表現が欲しい気がします。 「やけどね」は関西弁に属するのでしょうか。この詩には必要な言葉なのですが、どちらかというとメジャーな方言であり、いくぶん新鮮味は薄れるかと思いました。マイナーな方言で書かれた詩、そういった詩も面白いかなと思います。 <その後に続く~どちらも向けなくなった までは「やけどね、、、」への誘導文としての意味しか感じませんでした。僕だったら省いてしまって、上記の読ませどころの部分を抽出していくと思います。
0僕は最近は、主体とか主人公になりきって文章を読むことが多いです。この詩では、言葉を聞いたり聞かなかったりする人間の思いが感じられます。やけどを感じる主人公は、戸惑いつつも愛の思いを持っているようです。かたちだけ傾いて、という最後の詩句が、うわべだけという意味にもとらえられますが、きっかけとしても読めます。
0こんにちは。 手を触れる 火か悲か秘なのか わからずに の、回収の仕方が私はとても巧く しかし何か、一発の閃きといいますか、書きながら、ああ、こういう展開もできるな と、筆記されたようなものだとも思ったのですね。 もしも、これが念頭からこういう語を置いておこうと思ったのならば それは頭が冴えすぎています。 こういうのをえてして、詩の神に愛された、というのではないでしょうか。
0終りの連がよく効いている。
0方言を詩に取り入れてるのが面白いです!
0僕的には同音異義語は歌詞やラップなんかの瞬間で理解させるジャンルには映えるけど、テキストとなるとどうしても安直に見えてしまうと思っていて、だから使うなら軸として全面に押し出すより、もっとさらっと使ったほうが良いと思います。方言の解説もいらない気がする。てなるとかなり削れちゃうんだけど。 >やけど >胸に手を添えて >窓の外、雨音、行き交う車の音 でもこの「やけど」から始まる部分は凄く良いなあ。トリック抜きで魅力的なものが書ける作者だと思うので、その分説明的なところが勿体無いかなって感じました。
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