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summer noize
蝉の声 目の中に染みついた光点 眠る犬 砂 示す 指の中の汚辱 「私達」という言葉が 判ら無いままに 「私達」という言葉を吐き出す 「あなた」もなの? 「あなた」もなの? 「あなた」もなの? そう 痛かったね 。 言葉の海と言葉で無いものの海の中で溺死した 夏の彼の影が呼ぶ 私の影の中に今彼の影がある 南中の太陽の光線に濃く縁取られ 変容して逝く彼の植物めいた影の溺死の遠泳と「」 育成されてく溺死 育成される腕に 汚辱が滴る 見惚れて居た いつも (痛かったね) 影を抱き留めたままぼんやりと眺める窓の外に 「彼」は居て笑う 半分の歯が無いその口の中でぼろぼろに尖った犬歯をチャーミングだと思う (痛かったね) 夢の中の8月 「みんな」の「愛しい」「絶望」を「光らせる」 蛍、火垂、ほたる …あ、花火 夢のように息をして全身から汗を流して要所要所からは別な液体も流れた 特に意味は無い と思った (痛かったね…?) どうかこの身を抱き留めて欲しいとふいに思うが2つの垂れた乳房の隙間から落下するのはギロチンばっかりなので「彼」を抱き留めることが出来無いから ちゆ ってした 百合と月下美人が好きだと話すと 君は向日葵が好きだと言い 向日葵が枯れると悲しいと言った 新感覚過ぎる 愛について語ることが出来無い 溺死したのが 私だったのか 彼だったのか もう覚えて居ない 夏の海とその上に広がる青空だけが鮮やかに刻まれて居る 存在しない記憶の中で 愛について考える時に自らの尾を食べる鼠や犬の陰茎骨や美しい女のうなじやギャルのスカートやいつか目にした少年達の苦悩や透明な父親と母親の交わりを1巡した後に 君を思い出す 身と火になって降り注ぐ 寂しさをきゅうと引き締めた薄い唇 と声 声 声 声 ( いたかったね ) 花火が割れて 煌めき落ちる火の粉に 失った記憶達の鎮魂を願うように願いながら(鎮魂になど 至ら無い) 君の腕に その汚辱に 手を伸ばす 汗の匂い 仮死と歌詞 だーりん いつか君が幸福になるように まぁだだよ だーりん 遠泳する私の溺死体と君の花火とまだ見ぬ「私達」へ 殺し愛 絶望から絶望へと 身を翻して (鎮魂になど 至ら無い) ( いたかったね ) たーまやー !
summer noize ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 811.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2023-08-19
コメント日時 2023-08-19
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
おはようございます。 朝から読んでいて、その読後感としてあまりいいなと思うのはなかったのですけれども、失礼ながら、この花火のショート動画に救われている。 その花火ってまあ色々な花火が飛んでは消え、飛んでは消えしている内に終わる。 それが何か、文中の、「いろいろなことを詰め込みたい感じ」と非常に合っており それはいいなと思いつつ、やっぱり、そののせること、ものを もっと絞った方がいいのかなと思いつつ 後期ビートルズの作品とか、要は情報をどんどん盛ってゆくのが好きって方は 非常にこの作品が好きだろうなと思うのですけれど しかし私は、その情報というのは、もう面倒くさいのかな、といいますか シンプルな方がいいよ、って人間なので、ですから 作者様のしたいことと、僕のパーソナリティがすれ違った側面が 出てきてしまったということですね。
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