泣き声 - B-REVIEW
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泣き声    

朝から晩まで 蝉が泣いてる 夜の蝉の泣き声は みんなには聞こえない 街の音に かき消されている でも俺には聞こえる 静かな泣き声 ひとりぼっちの 密かな泣き声 虚しくて 寂しげな泣き声 また明日も 飛ばなければならない 誰も 休むことを許してはくれない そんな泣き声が 一年中聞こえる



泣き声 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 587.4
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-08-09
コメント日時 2023-08-09
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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閲覧指数:587.4
2025/04/10 18時10分56秒現在
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    作品に書かれた推薦文

泣き声 コメントセクション

コメント数(4)
atsuchan69
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(2023-08-09)

この作品では「蝉が鳴く」を「蝉が泣く」と書いている。 ボクはこれを読んだときに、真っ先にジュゼッペ・トルナトーレの映画でやってる映画的トリックを連想した。 例えば海の上のピアニストではナインティーン・ハンドレッドがピアノを弾いた後、熱くなったピアノの弦で煙草に火がつくシーン。 ニュー・シネマ・パラダイスでは映写技師のアルフレードが映写機の反射板を使って広場の壁に映画を映し出すシーン。 これらはすべてトルナトーレがわざとやっている「嘘」で映画のなかでは「本当のこと」にすり替えられている。 確かに蝉が泣くとバリ詩的になりますね。 勉強になりました。 もうひとつ、りすさんの「月の跡」という詩を思い出しました。 この詩も漢字一文字からの映像的魔術で読者を魅了します。 りすさんの「月の跡」 https://po-m.com/forum/myframe.php?hid=8635&from=myframe2.php%3Fhid%3D11646

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atsuchan69
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(2023-08-09)

あ、こっちの方がダイレクトにリンクします。 りすさんの「月の跡」 https://po-m.com/forum/showdoc.php?did=281111&filter=usr&from=listdoc.php%3Fstart%3D0%26hid%3D8635

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m.tasaki
作品へ
(2023-08-09)

こんにちは。 これは蝉の鳴き声を描いた詩ではなく、蝉の泣き声を描いた作品なのですね。 ここに書かれている蝉は実は蝉ではなく、作者の中にある「何か」なのでしょう。 ひとりぼっちで虚しい、毎日飛び続けて休むことを許されない、そんな生き方への哀感が、夜の蝉の泣き声として表されているのですね。 ただ、蝉をメタファーとして用いるなら、幼虫が羽化する過程も入れた方が、哀感がより強調されるような気がします。

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田中恭平 new
田中恭平 new
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(2023-08-09)

これはねぇ、蝉のことを詠いつつ、自分のことを詠っている。仮託しているんすけれど。僕、安易この二つを混ぜない方がいいと思うんですよ。二つの作品が一つになってしまっています。

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投稿作品数: 2