慟哭 - B-REVIEW
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慟哭    

擦れ違う白波は口笛を吹いて嘘を吐き捨てる、 線描を辿る事もない将来から私を見上げ私を、 掬えないのです。私の拙さを描いている心は、 簡素な事と確認している。彼の少女の思惟は、 恥で私を満たしている| 自然の理を回遊している、虚ろな私の性格を、 関心する私は、命の尽きる時まで魂を晒して、 泳いでいる。私は、魚に似ている生活を送る、 簡素な時の中を、暗涙する私の残念を思うと| 雲の峰を眺めている少女は過去を生きている、 昨日を滲ませる白波を掬っては戻らないから、 虚妄な時の中を独りで生きている私の哀願を、 感取する空は喜んでいる悲しんでいると諭し| 私の移ろう魂を照らして風の谺を眺めている、 透明な空を切る時の中を雲の様に何れ散ずる、 瞬きを探している、徴候の中で静けさを私は、 思惟の水面に観ている、質朴な己の姿を好み| 少女は麗しさを懐かしむ。皆、蔭は揺らいで、 零れ落ちるから、意思を向ける生を私は育む、 互換以外は存しないから、分別が今の私には、 大切なのだと承知する、野茨の麗しさを求む|



慟哭 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 822.6
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2023-07-17
コメント日時 2023-07-19
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:822.6
2025/04/10 18時10分53秒現在
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    作品に書かれた推薦文

慟哭 コメントセクション

コメント数(2)
m.tasaki
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(2023-07-17)

こんにちは。 「慟哭」というタイトルのとおり、胸に秘めた切なさや哀しさを感じる詩ですね。 5つの連で構成されていますが、1連目が一番印象的でした。特に、 「線描を辿る事もない将来から私を見上げ私を、  掬えないのです。」というところが巧みな表現だと感じました。 その後は、魚、雲、空、風といったメタファーを通して心情を表していますが、末尾の「野茨の麗しさを求む」は、簡素ながら締めとしてふさわしいと思いました。 全体的に表現がよく練られている作品です。

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野良 ○弧
m.tasaki さんへ
(2023-07-19)

ふふふ。うれしいね。ありがとさん。(⁠✷⁠‿⁠✷⁠)

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