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告解室で煮魚を食べること
許したくて 魚をほぐす 許されないので 吐き戻す 食べてほしい 食べたくない 時計の振り子が何往復 逃げ出したい 逃げ出すための 戦いをやっているのに 体の中から湧き上がり たべものを押し戻すのは 何? 罪? まさかね 喉をきりきり引き絞る 番える矢も的もないのに ぴんと張ったら鋭くて 指ぐらいなら切れそうで 許されたくて 魚をほぐす (許したくなくて?) いいえ全く 窓から漏れる光線は 冗談みたいに金色で 首にぴたりと付いた手が 一日三度締めつける それはあたかも祈る手の 形に似てはいなかったか?
告解室で煮魚を食べること ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 533.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2023-07-01
コメント日時 2023-07-02
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
いい詩だと思います
1「許したくて 魚をほぐす 許されないので 吐き戻す」がめちゃくちゃいいです。理由はわからないけど、“許されないから”“魚をほぐす”のがいいなと思いました。「許す」と「魚をほぐす」という言葉の組みあわせがきれいです。そこからまとめて最初の四行がよくて、全部そこに凝縮されてる気がします。読み返したい四行です。最後のリズム、中也みを感じました。首を締めつける手が、祈る手の形に似てるイメージ、美しいです。
1ありがとうございます。
0ありがとうございます。中也は最初に好きになった詩人なので嬉しいです。
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