物作りのための、空想を捗らせる為に、辺りを暗くしている。林に囲まれた気配もする。許せぬことの定まりと、心を緩和させる小説が美しく、涙が止まらず、偬はそこにある川になってしまったみたいにいつまでも目の中に涙が溢れている。主観はその時溶けてしまったと言って良ろしい。偬は此う一度亡くなってしまった。
透明になった偬の高ぶりが、もう道頓堀でゆらゆらしていて、また濁っている。自転車で行ける程度のあの川が海を行かないこの宇宙のいしゅくや縮れに絡まって、色だけがか細く彩度を上げ、耳に聞こゆ、動物の咀嚼、歯の音、生きる能力は林を突き抜けるまで奪われたまま、溺れて死んでしまうこと。この様な深海の掟と願いが水を揚げてこぽこぽと心の鈴が鳴る。その石の感触。石を運ぶ担い手や、菜の様に酷(こく)を摘むのだ。人たる、と、偬の言うないものを取らない、あるから、いらない、と、それを複説して紐を引っ張る実存の本、回し読み。その次、どんどん具体化されるうち、偬とは胃になり足になり、顔になり、火をあげる。魚の掟と自分が魚になりたいわたし星の、鏡、客観性を粉々に砕いた後の粒だ。その欠片の偬。魚の、偬がするその彫刻に寄る虫の偬の徹底的な撤去。鷹と言う鳥の模倣をする事など、仙道だとたまたま知って自身はこの白い羽を歌う。町歩きをする人々に見る不安、死にたい、偬はそれだけの純粋な感情に頭をもたげて。下を見る視線がうつむいてあの子、彼女を、いざ救うのだ。エロス、タナトス。分からないが、心自体、思い思いにある内にある死と、わたしの奥にある鰭が、透明になった形の概念を悉く切り崩し、それがただの水だと分かった目となって、剰え、聞き入れた通りの銀世界を膨らませた。向こうの遥か銀河の内にあるこれを黄泉世界と言うんだよ、それは手の平からほろりほろりと零れている。そう言ったらどれだけ、お前は失った存在を理解するんだろうか。偬はトンカチをして、自分や想像とは切り離された空想の孤立が輝くのを見た。それを「メタ」と呼ぶらしい。
偬は波間の音である、今。傘を挿した男が、生きることを躊躇って居る。偬はその理由を考えてみる。一、死ねなかったことがある、この風なりがあったかどうか知らない、言葉自体が自分自身を貫くからである。「悪くない」と呟く偬に震えと全てがあり、あり続け、体がそれを含んで声を聞いている。何にもいらない!、その様にゆってみることばの銀世界には、到らない憧れや幽霊の母なる気持ちが浮き着き、何とも、それの彼は言語のない多間抜けであると解る。
約束は憎まれ、弁天の簪から天神のほのおが虹色をし、魂が別に分裂され、
ありがと
複合するを問いかけられた私の身、複合、
複合、「私は分子だ、灰を払い他と「黒く」混合し溶け合うわたしの体。」
金の電波。謂わば、ナンセンスとはその本実した価値をお打ちになる。更に上の上なる翡翠色の王様が、大きさの単純計算を「石」をもって教えてくれている。そのまま突き進むと、もうここはないよ。白の世界に覆われる。白熱灯で目が眩む。
…花柄のおはじきに磁石が付いていて、重いから、学校には行かない桜の木がある。それが美しいよとその記述の石がてんしばのファミリーマートの裏を進んだ道の角にある。偬は、虫になって好きにならん、と言う。硝子で出来ていない明るい駒の方が、美しくたいせつだ。夢、体やを見て、わたしは雲と伊邪那岐様からよじ降りた。
桃の木が、「私は桜の花がきらい。すぐにほろほろと別れのときが来るから。」と言われた歌があって、桜の木の返事が、「私は桃の花が好き。いつまでも八千代に伸びるから。」という歌がある。
勇気には、白い花は寄り添える。形から剥離してはらりと落ちる花弁がある、その瞬間に太陽の石膏像が造形を進めてこうやって形をふたたび求めて行く。あなたは繊細な思考分裂からヘドロに落ちようと花を手に持ちながら毎日思い、偬の心にある画用紙がぐしゃっと割る。空白の、人の互いの夢が混ざった砂の気持ちを自身が試し、そういった砂、精神の者にわたしは成るのだ。諦めない骨格がそこに植物として物理に回帰しまた恋があると。それは、敷石やくたくたの月の様に、こう照らされた内部で、ははっと笑い出す。
いつか踊れるようになりたい。どきんどきんする、その時は鳥になって、痛みは分散されてしまった。
「真正コラム、薔薇道」
・批評
「いつもの自分」。初心をはなれず、「遠慮してはいけない」、その躾が、こんな、それこそ龍の理解をしているのだ。龍は、たんに、単なる「あこがれ」という文字ではないかな。その時だけは、何人もひとつとなり、精神は空を実際に漂う。嬉しさの、また鱗になる長い物語、呼吸が、細い鬚から地上に登る。
噛み続ける歯に、カルシウムが与えられず、生きるための骨格を失い湿ったアンパンのようになった。その傍観と自身の善意な発見により問題は解決した。皆が良いTシャツを着ていて嬉しいから後に考える事が無かった。現に並列はどこかに望まれる。
作品データ
コメント数 : 4
P V 数 : 1147.6
お気に入り数: 1
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2023-05-20
コメント日時 2023-06-02
#現代詩
#縦書き
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2024/11/21 22時48分36秒現在
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イメージとしては塒で寛いでいる鴉達の会話みたいな。 光るものを周りに侍らせてその経緯を話している感じ 後半の文章は不思議な感じがしたな なんかゴージャスなアレクサ同士が成し得ないものみたいなことについて 会話しているみたいな 正直意味はわからないけど全体を通して読み易い感じはしたな そうそうスマホみたいに 構造はわからないけど使えるみたいな インターフェイス不要の渚カヲルみたいな特別感があるな 四皇 上位
0拝読して下さってありがとう。
0>勇気には、白い花は寄り添える。 直向きさというのでしょうか、すべてに直向きさが詰まっていて、自由。引用したところにそれらを一番感じた。
0絵画をやるとき、キャンパスの長方形を活かすんだ、という思考にたどり着いたんですが、そこで自由の枠組みを学びました。この思考にたどり着くことが、限られてるのか、その一心でしたが、これを学べるのが限られてるのか 心の動きに弾力と動きがない場合、もともと薄情は思考を遠く思うように、聞いて悪かったことは無いというくらい思ったことのない深さを想像します。 トスありがとうございます。
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