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バラの涙
何でもないロマンス 色褪せたバラの涙を 見たことがあるか ありふれた電子音で あっけなく終わらせて 冷蔵庫には 飲み慣れないハイボールと 飲みきれない数の エナジードリンク (カフェイン取り過ぎでも 死ぬんだよ?) マルボロのストックは さみしさごと全部 捨てて 置いてけぼりのレコードは とびきり底値で 出品だ そうして かすかな気配も 消えるころ バラたちは ただの花びらになって 床の上に 降り積もるから 全部、きれいに 掃き捨てるよ
バラの涙 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1336.4
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-05-15
コメント日時 2023-05-26
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こんにちは。 寂しい詩ですね。 「色褪せたバラの涙を 見たことがあるか」 美しい表現です。 バラの涙が語り手自身の寂しさの投影のように感じます。 冷蔵庫の中身は、独り暮らしの侘しさを表しているように思えます。 そして、マルボロやレコードを手放すのは、人生の中のある時代の終わりを告げているかのようです。 美しいバラの花もいつかは散り落ちて、ゴミと見なされ掃き捨てられてしまう。 終わりを告げたロマンスのメタファーですね。 寂しいけれど美しい詩です。
1感想です。たいへん、読みやすく且つ美しいと思います。 (カフェイン取り過ぎでも死ぬんだよ?)は相手さんの台詞の回想かな。 敢えて性別は問わない。主語が問題なんだが、そういう品として提出されたととる。 ほんとうに「何気ない言葉」がバラであったが、ただの花びらになってしまうと。 ここに、深いものがあるのかな、と。
1こんにちは。 このたびは丁寧に読んでくださって、 ありがとうございます。とても嬉しいです。 「バラの涙が語り手自身の寂しさの投う影のように感じます。」 そうですね、寂しさや悲しみも投影しているのだと思います。 「終わりを告げたロマンスのメタファーですね。」 実際にバラが散ってしまった時の「ああ....」という、 ため息のような感じと、ロマンスの終焉を 重ね合わせてみました。 美しさはあまり意識していなかったのですが、 「寂しいけれど美しい」と感じていただいたのでしたら、 幸いです。 伝えてくださって、ありがとうございました。
0こんにちは。 このたびは丁寧なご感想をありがとうございます。 特に「敢えて性別は問わない。 主語が問題なんだが、そういう品として提出されたととる。」 という風に読んでくださったこと、とても嬉しかったです。 (今作はどんな性別の人でも、自分の目線で自由に 捉えていただけたらありがたいな、と思い主語は明記しませんでした。) そして 「ほんとうに「何気ない言葉」がバラであったが、ただの花びらになってしまうと。」 というお言葉には、はっとしました。 そのように読んでくださったことに、とても良い刺激を受けましたし、 伝えてくださって、ありがとうございました。
1こんにちは。 このたびは丁寧なご感想をありがとうございます。 特に「敢えて性別は問わない。 主語が問題なんだが、そういう品として提出されたととる。」 という風に読んでくださったこと、とても嬉しかったです。 (今作はどんな性別の人でも、自分の目線で自由に 捉えていただけたらありがたいな、と思い主語は明記しませんでした。) そして 「ほんとうに「何気ない言葉」がバラであったが、ただの花びらになってしまうと。」 というお言葉には、はっとしました。 そのように読んでくださったことに、とても良い刺激を受けましたし、 伝えてくださって、ありがとうございました。
1ミュージシャンか、音楽が好きだった友達が急逝して、その人の部屋を、話者が片付けている風景が浮かびました。 バラがただの花びらになったとき、もう、その人は本当にこの世にいないんだって、話者が実感した瞬間なのかなと感じました。
3こんにちは。 このたびは本作をとてもビビッドな感覚で お読みくださって、ありがとうございます。 この詩では、具体的な背景についてあまり触れていないと思うのですが、 そんな中、つつみさんが 「ミュージシャンか、音楽が好きだった友達が急逝して、 その人の部屋を、話者が片付けている風景が浮かびました。」と とても具体的でかつ印象的なシーンを思い浮かべてくださったこと、 すごく嬉しく、また感銘を受けました。 そして 「バラがただの花びらになったとき、もう、 その人は本当にこの世にいないんだって、話者が実感した瞬間なのかなと感じました。」 と、思いを馳せてくださったことも 作者として、とてもありがたく感じました。 伝えてくださって、ありがとうございます。
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