別枠表示
よだれ糸
乳房吸い 桜散る 青空に 鳴くような 春風舞いし 口より垂れり 一本高く 泣くかのような よだれ糸 よだれ糸 よだれ糸 よだれ糸 よだれ糸 声叫び 「我ここぞ」 灼熱上げて 轟響きし 力込めりて 朱い夏 よだれ糸 よだれ糸 よだれ糸 俯き 天を仰ぎて 地に溜まれり 白秋 よだれ糸 拭えない よだれ糸引く 玄の冬 拭えない 目を見開き よだれ糸 命 よだれ糸引く 人と牛
よだれ糸 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 510.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2023-03-30
コメント日時 2023-03-31
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こんにちは。 日常の仕事の情景をもとに書かれた詩のようですね。 牛がよだれ糸を垂らすのは、反芻をしているためでしょうか。 牛には4つの胃があり、その内3つは食道が変化したものだと聞いたことがあります。内蔵を変化させ、大量の微生物を共生させて普通は食べられない植物を食べて生きる様は、生命の巧妙さや力強さを感じさせます。 また、家畜である牛の直接の祖先である野生種の牛は、もう既に絶滅して存在しないと何かで読みました。そのことは牛と人間との結び付きの深さや強さを物語っていると思います。 この詩は、そんな牛の圧倒的な存在感を、言葉を探しながら表現しようとしているような、そんな印象を受けました。 末尾に「人と牛」とありますが、人の垂らすよだれ糸とは何でしょう。 人間の際限のない欲望のことか、それとも過去のことを何度も思い返してはあれこれと考え込む、心理的な「反芻」のことか、いろいろと解釈ができそうです。
0>末尾に「人と牛」とありますが、人の垂らすよだれ糸とは何でしょう。 文字通りのよだれ糸になります。自衛隊時代に限界を超えて走ったフル装備での武装走競技会、10キロを背負ってのクロスカントリースキー競技会、熱射病になりかけた真夏の40キロ行軍などでよだれ糸を垂らし続けた経験があるのです。 ですので今回はそこまで明確に牛を描写していないのです。 >牛がよだれ糸を垂らすのは、反芻をしているためでしょうか。 それもあると思いますが、乾ききった草を食べられるように唾液が多いのもありそうです。 >家畜である牛の直接の祖先である野生種の牛は、もう既に絶滅して存在しないと何かで読みました。 オーロックスですね。ヨーロッパに生息していたそうですが、18世紀位に絶滅したようです。 家畜となった牛は相当な品種改良がされており、牛と人の結びつきは強いのは確かです。 >この詩は、そんな牛の圧倒的な存在感を、言葉を探しながら表現しようとしているような、そんな印象を受けました。 春風に子牛のよだれ糸が飛んで行ったのを見たのがきっかけの作品だったりします。 なんだかんだ牛が好きで色々表現してます。 ありがとうございます。
0