全然理解できない瞬間とその意味 - B-REVIEW
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全然理解できない瞬間とその意味    

道路を挟んだ向かいの コンビニの真夜中で 店員がガンジャ吸いながらそれをこなしている時間 ファミリーレストランの駐車場のボンネットでネコはねそべり 争いごとやもめ事をさけてブログたちはどんどん更新され 鞄のなかの携帯電話から とても小さな 「ただいまでんわにでられません」という声がきこえて それをうらぎったまま 空腹で頭痛がして いつものようにまちで信号待ちの人々は美しく停止していて 段ボールのなかでよこたわるひとがときおり咳き込む その空間を埋めつくした電波や祈りをよこぎる鳥たちは無音で みんながじぶんのやってることが全然理解できない瞬間を そのなかにある思想や感覚を それを都合のいい鏡みたいな風景に重ねて 都合のいい鏡みたいな風景のその意味について考えた 東京は 曇りで空から雪が降るほど寒くて 空から雪が降るほど寒かった


全然理解できない瞬間とその意味 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 846.1
お気に入り数: 0
投票数   : 3
ポイント数 : 0

作成日時 2023-03-23
コメント日時 2023-03-23
#現代詩
項目全期間(2025/04/07現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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叙情性00
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 エンタメ00
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閲覧指数:846.1
2025/04/07 06時24分27秒現在
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    作品に書かれた推薦文

全然理解できない瞬間とその意味 コメントセクション

コメント数(6)
m.tasaki
作品へ
(2023-03-23)

はじめまして。 一見すると都会の叙景詩のように見えますが、最後の方でタイトルにもあるこの詩の主題が出てきます。 「じぶんのやってることが全然理解できない瞬間」とはどのようなことでしょうか。 瞬間的に意識が飛ぶようなことでしょうか。それとも、周囲に流されて自分の行動の本当の意味をわかっていないというようなことでしょうか。様々な解釈があり得そうです。 いずれにせよ、前半に叙景を置いてその後、思想や感覚をその「都合のいい鏡みたいな風景」に重ねて、一文で表現するという展開は、秀逸だと感じました。 そして、 「争いごとやもめ事をさけてブログたちはどんどん更新され」 「その空間を埋めつくした電波や祈りをよこぎる鳥たちは無音で」 という表現や、末尾の一行との間に大きくスペースをとる手法は新鮮で、感性の鋭さを窺わせます。 この大きなスペースは、「空から雪が降るほど寒い」ということを読み手に感じさせる、あるいは考えさせるものでしょうか。 雪は厳しい寒さの中にも美しさをもたらします。地上の醜いものにも降り積もり純白で覆い隠します。 ここでの寒さとは、そんな雪のようなものが訪れることへの淡い期待が溶け込んだ寒さなのではないでしょうか。 私はそんなふうに受けとりました。

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ryinx
作品へ
(2023-03-23)

日々、そういった、瞬間は、あるよね

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モリマサ公
ryinxさんへ
(2023-03-23)

あります。多分見えるものもじぶんにとってつごうのいいものだけきりとって。

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モリマサ公
m.tasaki さんへ
(2023-03-23)

はじめまして。 この場合は周囲に流されて自分の行動の本当の意味をわかっていない。というかんじでしょうか? 自分自身都合のいい風景しか切り取りませんね。みんなもそうじゃないかと。 大きくスペースをとる手法はあまりにも自分自身が信じられないような風景だったからです。 水が空気を通ってゆきになりふりおちてくるなんて息を飲む信じられない風景でした。 それをみんなに感じてもらいたかったかもしれません。 ここでの寒さとは、そんな雪のようなものが訪れることへの淡い期待が溶け込んだ寒さなのではないでしょうか。→たしかにそう思っていたような気がします。 ありがとうございました。

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鷹枕可
作品へ
(2023-03-23)

現実→世相→普遍へと、突き刺さるかのような筆致。 写実の力を拝読させて頂きました。表現、とはこのような立ち居振る舞いを示すのかと感銘を覚えました次第です。 アレゴリーや観念とは対極にいらっしゃる。

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モリマサ公
鷹枕可さんへ
(2023-03-23)

コメントありがとうございます。すごく嬉しいです。現実に起こった物語をかきおこしただけなので写実になったのだとおもいます。みんながみんな自分に都合のいい景色をきりとることを不思議なげんしょうだなとおもいかきました。とても辛い時期にかいたものです。ありがとうございます。

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