怖い - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



作品を
別枠表示

怖い    

どうして傍に居てくれるの どうして傍に居てくれないの 昨日手折ったラナンキュラスが、花瓶の中で生き生きと咲いている 明日になって首をもたげているのが怖い。 私は生きるのが怖い。 どうかそばに居て抱きしめて。 どうか突き放して、たった一人にして。



怖い ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 1080.3
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-03-17
コメント日時 2023-03-20
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/13現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:1080.3
2025/04/13 17時10分55秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

怖い コメントセクション

コメント数(8)
つつみ
作品へ
(2023-03-17)

初読では、わたしの苦手なタイプの作品かなと思いながら読みましたが、何度も読んでいると、何故か惹かれるものがありました。昨日はこう思ってたのに、今日は違う、の繰り返しの毎日を思います。だから、自分はこう思う、と相手に断言することがなかなかできない。今日は気分がいいけど、明日はどうなるんだろう、と要らない心配をしてしまうのは、心の何処かで「怖い」という感情があるからなのかもしれません。久しぶりにそういうことを考えました。

0
MooN
MooN
つつみさんへ
(2023-03-17)

コメントをありがとうございました。揺れる日々の中の、ふとした恐ろしさみたいなものが描けたらと思い詩にしてみました。

0
m.tasaki
作品へ
(2023-03-17)

はじめまして。 生きることの不安や恐れを描いた詩ですね。 ラナンキュラスの花言葉は、とても魅力的、だそうですが、この詩においてはむしろ、魅力的に生きたいけどその自信がない、あるいは、魅力的に生きることを周りの社会から煽られ、なかば脅迫的にすらなっていることへの恐怖を表しているかのようです。 ちなみに「もたげる」ということばの意味は、持ち上げる、起こすといったことですので、花瓶の中で生き生きと咲いていたラナンキュラスが、翌日に持ち上がっていた、起こされていた、というのは普通では意味が通りません。 ですからここでは、生き生きと咲いていたラナンキュラスとは、不安を隠して空元気を出している様子の暗喩、そして翌日に首をもたげるとは、周囲からそれを煽られ強要されることを表しているとも受け取れます。 だからこそ、その恐怖や不安を理解してくれる他者を求める気持ちと、明るさや魅力的であることを求めてくる他者を恐れる気持ちとが同居しているのでしょう。 なかなか読解の難しい詩だと感じました。

0
yasu.na
作品へ
(2023-03-18)

 怖いですよね生きるのって。分かります。強さと弱さをくらべると、たぶん僕らは弱さの方がまさると思います。 「ラナンキュラス」という花を知らなかったので、調べました。こんな美しい花があったのか……  作品中のラナンキュラスは強さを感じさせますね。そのラナンキュラスにかなわない僕らの弱さ。  でもただ弱さを書いた作品とは感じられない。「どうか突き放して、たった一人にして。」と締めてみせる。そう、その強さも大切。  ただ、強さは人を傷つける可能性がある。どうか、人は弱く、生きるのは怖いと感じる、そのやさしい感性も大事にしてください。  強さを秘めたやさしい感性というものを気づかせてくれる作品でした。どうもありがとう。

0
MooN
MooN
m.tasaki さんへ
(2023-03-18)

コメントをありがとうございました。そこまで深く詠んでくださってありがとうございました。私はうまく言葉で表現できないのですが、生き生きしているものとの対比で、生きていく怖さみたいなものを書けたらと思いました。そんなに難解な詩ではないです。お恥ずかしいです。

0
MooN
MooN
yasu.naさんへ
(2023-03-18)

強さ、弱さのどちらも持ち合わせたいと願います。素敵なコメントありがとうございました。

0
いすき
作品へ
(2023-03-20)

だいぶ好き。なんだろう、詩ってやっぱ巧拙あるって思ってて、だから俺って自分はほんとうにだめだなーって思ってるんだけど、結局読むときってうまいとかへたで読まないみたいなとこあると思うんだよね。なんだろう、人間って結局ほとんどの場合論理的な判断とかしないと思うんですよ。なんか最近知ったことで恐縮なんだけど、2月にトヨタがEV15車種を一気に発表したとか言って、もうそうなったら車の良し悪しじゃなくなってくるんですよね。へートヨタってEVダメだと思ってたんだけどいけるんじゃん!とか言って普通に好きになっちゃうみたいな。そうなってきたら性能的にちょっと微妙とかでもあるいみ全然勝負になってしまう。ってか、人間ってそういう戦い方をいつでも知っておくべき。そうじゃないと、もしかしたら大切な人を自分から傷つけたり、守りたいと思ったときに守れなかったりするかもしれない。 生きるのが怖いっていう以上に書くことってなんかあんの?っていう。なのでこの作品は上手いとかではないと思うけど好き。

0
MooN
MooN
いすきさんへ
(2023-03-20)

好きと言ってくださり大変嬉しいです。ありがとうございます。

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 2