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B-REVIEW 3月のお題詩「手紙」
日頃よりB-REVIEWをご利用いただきありがとうございます。運営の沙一です。 春の代表的な花の一つである菜の花を見かけるたび、ビーレビのイメージカラー(ショッキングイエロー)を連想させられます。 3月5日の公式ツイキャスにて、3月のお題は「手紙」に決まりました。 現代ではEメールやダイレクトメール、チャットアプリなどで文章を伝えられるので、手紙を書く機会も減ったかもしれません。しかし、どのようなツールであっても、相手に伝えるまごころの文章は、手紙とひとしいのではないでしょうか。 手紙にまつわる詩を募集します。 以下、ルールを説明いたします。 ①この投稿のコメント欄では、お題に沿った詩の投稿を無制限に行えるものとします。 ②ここのコメント欄に投稿された詩の全ては、ビーレビ杯不参加とさせて頂きます。 ③システムの関係上、コメント欄に匿名で詩の投稿はできません。 ④コメント欄では縦書き機能は無いので横書きになります。それか、自力で頑張って縦書きしてください。 ⑤投稿者に対する返信として、連詩や返詩も可能です。 ⑥ハートの数を個人的に得点として競ってみるのもいいかもしれません。なので気に入った作品にはぜひハートをつけていってください。 ※無論、マナーガイドラインに反することは禁止です。運営の開催する企画でカードを発行するようなことになってほしくはありませんので、くれぐれもマナーガイドラインを厳守していただきますよう、よろしくお願いいたします。 B-REVIEWマナーガイドライン&ルール(必読) https://www.breview.org/forum_blog/guideline_and_rules それでは皆様、よろしかったら遊んでみてください。
B-REVIEW 3月のお題詩「手紙」 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1575.1
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2023-03-11
コメント日時 2023-03-18
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
いきます
0「別れの手紙」 あまりいい話ではない。おそらく、この手紙はきみを傷つけるだろう。 だから、ぼくは、ぼく自身の不誠実さをきみに謝らなくてはならない。 きみと初めて会ったとき、ぼくは若くきみは花のようだった。 きみが花であることは今も変わらない。 ただ、いつの間にか、ぼくの何かが変わってしまった。 日々の忙しさの中で飽み疲れてしまっていたそんなある日、ぼくは、ある女性と話をした。 たわいのない会話に過ぎなかったのだが、ぼくはもう一人の母親を見つけたかのように惹かれてしまったのだ。 これは、ぼくの弱さによるものであり、きっと、ぼくはまだ子どもなのだろう。 きみがぼくと暮らすと、きみはきっと途方にくれてしまうと思う。 そのくらいぼくは幼い。 この頼りない男がきみに相応しいのか、ぼくには自信がない。 きみは違うと言うだろうし、それはわかっている。 しかし、結婚生活は取り返しのつかないことになってからでは遅い。 だから、ぼくは、ぼく相応の女性と付き合うべきだと考えたのだ。 きみのことを忘れることはないし、きみもぼくを忘れることはないのだろう。 この手紙が、二人の幸せな日々を思い出させ、きみを悲しませる。 きみの表情が眼に浮かぶようで、ぼくにはやるせない。 この言葉がきみにとって少しの慰めにもならないことはわかっている。 ただ、時間が経てば、ゆっくりときみの心から悲しみが消えてゆくかもしれない。 そんな日が来ることをぼくは祈っている。
1先日伯母の家へ訪問した際 たくさんの手紙の束を渡された 私が小学生の頃から 伯母に宛てた手紙だった 私は子供の頃 伯母が嫌いだった でも 「おばちゃんには子供がいないから 手紙でも書いてあげてよ」と 母に言われて仕方なく書いていた しかし、改めて読むと 子供の割に今より字がうまいし 気の利いたことが書いてある それを伯母は本当に喜んでくれて 今でも大切に持っているのだという もうこの歳になると 色んなことがどうでもよくて 伯母のことが嫌いだったことも どうでもよくなったので 遠慮なく話せる仲になっている しかし、あの手紙は 仕方なく書いたにしても 不気味なくらいに優しかった
4はじめましてではないけれど、とても嬉しいのではじめましてと挨拶させてください。今、駿河湾のサービスエリアに車を停めてこれを書いています。東京までの道のりはまだ遠い静岡県。静岡に住んでいるあなたのことを思い出しました。今夜は満月、いや満月じゃないかもしれませんがとにかく大きな月がずっとフロントガラスに映っていて、きれいなんで、私は好きな人のことをずっと考えていました。 ごめんなさい、長くなると思います。なんと言いますか、気持ちが落ち着かないので、書いてしまうのです。最後まで読まなくてもぜんぜん大丈夫です。 僕は二十二歳で結婚して二十三歳の時に娘が生まれて、その娘も昨年結婚して独り立ちしました。私は50歳になります。こうやってあなたに手紙を書いていると、好きな人のこと、忘れられるんです。おかしいと思われるでしょうし、既婚でありながら、好きな人がいるなんてこと、不快に感じられてるかもしれません。わかってはいるんですが。ほんとうに僕は狂っているんだと自分でもわかっていて、そうわかっているからとても苦しいのです。自分が老いてきたこと、自分が持っている感情というか、そんな、ぎこちないものが違和感としてずっしりと身体の中にあってとても苦しい。ひとりの女性を一生涯ずっと愛し続けることが出来ない人、そのような人たちが世の中には想像しているよりもはるかに多くいるって最近になって知りました。なんだか少しだけ救われました。自分が他人と違うことが、いや、そんな他人との差異などにこだわってしまう中年オヤジがキモ過ぎだと考えてしまい自己嫌悪になるわけで。このまんま生かされてしまうんだったら一挙によぼよぼのじいさんになってしまい誰かを好きになる気持ちとかそんなもの失ってしまえばいいのにって考えてしまう。 とにもかくにも僕はいつも恋をしています。青葉市子が歌ってるサーカスナイトを最近好きになって聴いています。今も車中でずっと聴いています。「一生分のことを変えてしまいたいよ」って歌詞が、堪えられなくなります。 長々と自分のことばかり書いてしまったけれど、博愛主義者さんはその後、どうしていますか。学校なんて行かなくてもいいと僕なんかは思うんだけれども、好きな人とか、そんな人が出来るといいのに、なんて思う。好きな人が博愛主義者さんに、もしも出来たなら、もっと眠れなくなるかもしれない。眠れなくなっても、そう悪くはない。博愛主義者さんがうざくて殺してやりたいお父さんにさえ、新しすぎてたまらない、おはようが言えるような気がする。好きな人にだったら、伝えたいこと、伝えたくなるだろうし。君が僕に話てくれたようなこと。宮沢賢治の雨ニモマケズは他人に朗読して聞かせるもんじゃないとか、人は万年筆と紙を使って交信するべきなんだとか、梶井基次郎をキジロウって読むなとか、、あー「檸檬」は面白かったよ。あれはさ、なんだろうな。主人公のあの乱れかたが好きだなあ。「檸檬」はよいね。 で、君は聴いてくれたのかな。チャットで送ったやつ、「凡骨の夏」。まあ、君には、わからないだろうなあ。。 ああいう歌を書きたい。おバカなまんまでいいし。どこでもない、どこにでもある、あるかもしれない風景を書きたい。 君がみつけてくれたことがとても嬉しかった。賢い君が書く素敵な言葉の隅っこで僕も詩を書き続けたい。 とても耐えられない友人達のこと、わからないところもあるけれど、よくわかんないところもあるけど、わかる。うん。 みんなが線引きをして、あなたは悪い人だ、あんたは醜いやつだとか、あんたは声が小さいから誰もきいてなんていないし正しくないよとか、そんなこと言われたら僕も泣いてしまう。 中学生の君宛てに初めて手紙を書いた。勧めてくれたラミーの万年筆の使い心地がとてもいい。 こんなことを書いてしまってるのは、満月みたいで満月じゃないような月のそれのせいだねと、下手糞な詩みたいなことを最後に書いて筆を置きます。 あなたの学校生活が楽しい毎日でありますように。博愛主義者さんこと水野サキさん、僕を見つけてくれてありがとう。 ••••••••••••• おぢさんへ お前、あいも変わらずばかだな 途中まで良い書きしてたのに。 凡骨の夏、きいた。 おぢさんに愛人がいようがいまいが どうでもいい おぢさん、詩を書けよ ちゃんと詩を書け 好きな人?は? おぢさんしねよ 学校は行き出すかもね 手紙また送ってください またチャットするかもしんない あ アラベスクの飾り文字の問題 ちゃんと回答しろ 博愛主義者
2【投函】 『 いつかの雨で濡れたレンズを拭き取って ある草藪の晴れた日に翳してみました けれどやはりうつくしい櫻も霞んでいきました あかあおきいろの紙風船は破けたままに 背表紙さえも色をなくし タイトルとしての意味さえ見えず いろとりどりのパンジーすら、 しおりの役目も果たさずにくすんで折りました 今日という一ページは破かれても 胸のうちに 一生色濃く 痕を遺していました 』 これは、これは、春の夜の夢を写し執る 「カガミヨカガミ」と。ドラマティックにも 日常に散らばる 或るヒトヒラのことで 波打ち際は足元を掬い、寄せては返す吐露ですが リフレイン・ノイズと滴っていったのです ふたりの誰かは知らないままに 夜着の裾を浚うばかりの白昼夢をすり抜け 暗礁に打ち付け障壁を暴いたとしても 届かなかった| 壁 |の中へと戻ることは叶わないのです 滲んだページと一枚破り なかったことにしようとしても 今では低いすべり台から 未来へ向かって捨てたところで 白紙のくせに 訛っている 耳ざわりの酔い 誰かの 歓声が 慟哭が 傷を遺し ――つづけて行った―― あれは ヒンデンブルク飛行船の優雅さ あれは ほど近いほど遠い目を滅した零の戦闘機 それは 何の種かは わからない風船を膨らませ 紙飛行機に乗せた原文を、 だれもが真実から離れたところで掲げ その名前も人生も、 思いも祈りも紐解けやしないのに 簡単に未来にのせて、疾走らせる、 だれも 停められやしないところへ みなが 照らされるこころで 落下していくばかりのいまは時代錯誤に貶めて また誰かの首を締めあげ、また誰かと共に歩んでいた 消せるボールペンで書かれた手紙にはきっと ボクが死んだら一緒に燃やして下さい とある時代が生んだ引出物を破って 喉に貼り付けた 濁声より バイク便より 私を描いた物語より詰まらないものでした 沙羅と吹き抜ける ひとひらは ありふれている 今、記すべき言葉が どんなに照らし合わせても 記号化された教科書像では 見つかることはありませんから
0江頭2:50へ 届かないだろう手紙を書くよ エガちゃんねるで今日投稿された、『江頭、福島に行く。』、見たよ いわき市にある観光物産センター、いわき・ら・ら・ミュウ内の海鮮市場を散策中 市場の人から「震災の時はありがとう!」と声をかけられて 「いやいや、とんでもないですよ。何にもしてないっすよ。ありがとうございます」なんて、さらっと返して 特産品のメヒカリを差し入れに来た、別の店の人からも「震災のときは本当にお世話になりました」と伝えられて 「じゃあ写真でも撮りますか!」って気さくに流して すれ違った親子連れに「写真撮るか?」って言って 子供から「やだ!やだ!」と拒否されても笑い飛ばして 結局、子供は母親に促されながらも写真撮るのを決心して、別れ際に握手もして 最後はいわき湯本温泉・吹の湯旅館の露天風呂に入って、ほのぼの終わるかと思えば・・・ あんたどんだけカッコいいんだ、パンクなんて超えてるよ パンク崩れであたおかにもなりきれない私は、あんたのグッズを買って堂々と身に付けられないから、買わない そんな風にしか敬意を表す術が無い、というかあんまり金が無い いっつも全力でバカなことやって、ただ笑わせようとだけしてくれるエガちゃんへ 動画のコメント欄に書いて届けたくない手紙をここに置いていくよ ※This is not 詩
1「河に手紙を流す」 汚水の氾濫、疫病の流布に沈み硬直した世界よ 私達の破れた帽子の暈のようにウクライナの怒涛よ なお生きる明日を眼差して王冠にしよう 時の河の背を見返り、 拾いたい幾つかの光る瀬よ 風雪雨情猛れば避難して、 抱き歩けるのは愛猫の一匹か? その愛猫は何か? 漣、金は流血し、健康は吐瀉し、労働の泥、 奈落を踏む夢が、友愛が燃える陽炎よ 私は涙の血を流してあなたの名前を呼んだ 裏通りをこそりといた切り裂きジャックが街に大手をふるえば、 私達の心が、世情が、安楽な生活を願いながら、 生理ナプキンの用意に困る貧しい女のように、 破れたドアの蝶番がキーキー言うように 懸命に不協和音を競い、和音を嫉妬している ありふれてしまった悲しみが夕暮れをまさぐる時、 Tシャツをぺろりと着た孤独が 胸の小石となって君と僕を分かちコロコロと鳴る 疫病に生活の虚飾が剥がれれば 失う中でせめて手に入れたいとよすがの星よ 欲の穿(うが)つ噴水に思いの潺(せせらぎ)、 並走する魚として銀の背で泳ぐ喜び、 人、人、人、いつかのめだかの学校よ こと切れた猫を抱いて号泣したことの望遠鏡、顕微鏡、 私はあなたを知っている 悲観の雨が降ってもされど地球は、 母乳の甘みにほくほくとする赤子に似て、 愛で包むべき宝珠です いつぞや奇跡を抱くぞと決意するのは光の尻尾を放さないこと 愛という曙(あけぼの)の光の古くて新しい短剣を懐に仕込み、 微笑で忌むべき世界の病を討つ、繰り返される試み そこに赤ちゃんがいるから そこにあなたがいるから そこに私がいるから 私はあなたを愛したい みんなちいさな太陽です 信じたい、宿らせたい、 何を?何を? 想像しよう、さあ ちいさな甘い羽根のある太陽のあなたよ
1「手紙」 手紙って詩を書くなんて むず痒いね わたしは結構普段から 手紙を書く 誕生日の今日 ここにきて なんとなく 見つけてしまったから もう書くしかないって 書いている 今年になって何通 手紙を書いたかな 年賀状への礼状から 始まって 次男の誕生日 あの子の誕生日 後輩が辞めて行った日 バレンタインデー あの日とこの日どの日 その火 結局、 手紙は詩にもならない 言葉と事柄ばかり 封をする おもいだけこめて 開けてもらえることだけ 信じてさ やっぱり むず痒いね 手紙を書くことを 詩にかいて もう寝よう おやすみなさい
0※このコメントは、作品の感想・批評ではありません。 (本当にご迷惑おかけします。) 《沙一さん》 アカウントの活動を、一時的に止めることは出来ますか? (私のこのアカウントを、一時的に止めたいため。)
0「文通」 さちこさん、初めまして。 お元気ですか。ぼくも病気です。 昨夜はよく眠れましたか。ぼくも何回か変哲があってよく眠れませんでした。 好きな映画は「コレクター」と「シャイニング」と「サイコ」です。そう言われたらどう思いますか。 さちこさんは女の人と文通をするのが好きなんですね。ぼくも女の人と文通をするのが大好きです。ぼくたち何から何まで気が合いそうですね。 それではあなたからのお返事待ってます。
1お世話になっております。運営の沙一です。 お問い合わせは下記までお願いいたします。 E-Mail : breview.works@gmail.com Twitter : https://twitter.com/breviewofficial なお、当企画の趣旨に反するコメントは削除される場合があります。ご了承ください。
0銃弾を撃ち 銃弾が返ってくる 積み上げられた土嚢 掘られた塹壕 その向こうに送り主がいる 送られてくる殺意 送り返す発砲 生きているのかという銃の声に 生きているよという 銃の声で返事する 微かに見える迷彩服 僅かに感じる気配 狙いを定めて 撃発する ガク引き気味に引金握り 弾丸は不規則に跳弾した 銃弾を撃ち 何も返って来なくなる 手紙のやり取りを終え 号令と共に 次の陣地に前進する 後ろ目に 送りあった誰かを気に止めながら
0大赤斑の目の中で終わらないお茶会をしていると火星からの使者が一個中退を引き連れて大赤斑目の中に降りてきました 火星評議会からの使者はグリフィスにうやうやしく礼をして一通の手紙を手渡しました 友人のvozlyublennyyが手紙を覗こうとします vozlyublennyyちょっと待ってくれ 今読むから 多分調停委員会の事だろうけど ・・・2週間後にアキダリアの海で 金星人も召喚されるらしい。 恐らく向こうは代理人をたててくるだろうけどね なんで? あの金星人恐らく3貴族の者だろう。金星人は瞳の色で階級があるんだけど彼は燃える様な金色で瞳力が発生していた。 僕ら二人がかりでも互角以上の力で 君の腕も一つ持っていかれたし。 まだ痛むかい? vozlyublennyyは残りの7本の腕を ふわふわされて般若の面をつくりましたそれは激おこの印です それにしてもピッコ艦長は無事に地球に帰れるだろうか? 火星人の調停で解決したとしても、今度は火星が彼らを直ぐに手放すとは考えづらいな 砂の惑星と化した地球に劇的な変化を齎すレガリア・・・ その内容次第では太陽系戦争の新たな火種になりかねない。 グリフィスは空中に文字を書いて其れが凍ったものを火星の使者に差し出した。 通信を使うことは金星の科学によって必ず傍受されてしまうのでこの様な原始的なやり方でないとならないのだ。 vozlyublennyyがピッコの顔の絵を描いた 知ってたの? vozlyublennyyが声を震わせる ああ、あったことはなかったが文極の作品で人となりは理解していた 地球を離れて他の文明を求めていたらしいが運良く超生命体と交流できたらしい。 出来れば地球に帰してあげたいが どうだろうか? 火星の使者が手紙を胸にしまい込んで自身を羅生門に変化させた それを一個中隊が取り囲み空に舞い上がり空にある戦艦に乗り込んだ 木星の雲ガスを突き抜けて流れ星の様に空に輝いて去っていった それを二人はしばらく見つめていたが寒くなったので瞳を閉じました
1「臓腑を引き抜け、汚れた肌に」 アントナン・アルトーへ やれ、 やれ、 杭を引き抜け あらゆる 秩序 配慮から 処が今日 この姿見は 鉄の十字架でできている ・ 憐れな虱 神の反吐 純粋存在的な不安 痙攣せよ 惨めたらしい肉欲から 肉体そのものへの跳躍 を 電気の躍動 微小から「身体」へ 膿とケロイド 乃ち 神を 摘出し、全肉体から追放せよ 基督は裸だった 猥雑な 器官だった コーカサスの アンデスの 舞踏の輪に落とされた 一匹の惨めな人間だった 嘔吐せよ、あらゆる人工的調和、高利貸や、経済資産家 つまり全ての資本主義を 天使的にも跋扈する、この新しい神々は 利子と、その濁った上澄を齎す 悍ましい秩序へ 秩序の対偶は無秩序(アナーキズム)ではなく 総てへの 拒絶 なのだ
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