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にをう
感じるのはいつも鼻から 何でも固有のにをいがある そこから何かを識別してる ケンちゃんなのか ヤマダなのか カエルなのか イキモノなのか なんなのか 一度にをって考える 僕にとって 鼻はまるで目で 電波を受信するアンテナなんだ そうやって 対象物が何なのか 自分の中に飲み込んでいく けれど世の中には 不思議なことに にをいがいっしょなのに 違うものが にをいが違うのに いっしょのものがあったりする おばあちゃんとお母さんのにをいは いっしょだ でも二人は似ていても違うものだ なんでだろう おんなじにをいが するはずなのに つらそうなお母さんからは いつもトゲトゲのにをいがする たのしそうなお母さんからは いつもふわふわなにをいがする でもお母さんはお母さんで 別人だったことは 一度もない なんでだろう もっと不思議なのは あるはずがないのに にをいがすることだ 箱の中で動いている人たちには にをいがないはずだ そんなことは誰でも知ってる でもにをう それも嗅いだ人によって 感じ取るにをいがちがうというのだから 驚きだ 鼻は神様が作ってくれた おまけみたいだ だって識別するのは 目で十分で どうでもいい気がしちゃうから むしろあったら 正確さがぼやけちゃうもの でも僕が神様だったとしても 鼻は作ると思う だってカレーには 福神漬けが 欲しいんだもの いいじゃんそれくらいさ
にをう ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 704.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2023-02-04
コメント日時 2023-02-06
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
嗅覚が過去の記憶と1番強く結びついているみたいな話は聞いた事あるな 何かの状況に陥った時に 明らかに脳内から匂ったりしますね俺は 雨降りが多いかな いやわからん 雨降りの詩にレスしたばかりだからそう思うのかも知れない 作品自体はちょっとくさい感じ 作られた素朴さを感じてしまった
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