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no title
例えば僕が怒りとか恨みとか憎しみとかの負の感情を全て凝縮させた物を爆発させて誰かの目の前に刃物を持って襲いかかる寸前でもその目の前に、その当人でもいいけど誰かが大事にしていた例えば子供時代の親友のぬいぐるみでも落ちていれば僕は持っていた刃物をそのまま落とし膝から崩れ落ち肩を震わせ嗚咽をあげて泣きじゃくるだろう。 僕には何故か物に対する一種のフェティッシュの様なものがありその持ち主よりももの自体に対して感情が揺さぶられるときがある。 ものが主体で持ち主とか所有者はあくまでも副産物になる。 何処の誰が持っているとか持っていたとかは余り問題ではなくそのものが持ち主にどの様に愛されて大切に扱われ念が込められているのか。何のための化身とかまじないのたぐいを託されているのか。 そういうもの自体を見てしまうととても気持ちが落ち着かなくなる。公園に落ちている誰かの忘れ物のおもちゃなんて見つけた時には大変だ。 持ち主の心配よりもそのものの行方や取り残された気持ちが気になってしまう。 どうすることもできずに忘れ去られて意志だけはこの先もずっと残り続けて行く。 多分もの自体が僕の感情をハックするのだと思う。そんな僕は物をたくさん持ち過ぎている。 子供の頃のぬいぐるみやおもちゃなどは多分この先も捨てられずにあり続ける。 持つものは与えられて持たざる者はすでに持っているものまで取り上げられる。 神だか神々なんて所詮はその程度なんだなとおもった。
no title ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 927.0
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 10
作成日時 2023-01-22
コメント日時 2023-02-06
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 5 | 5 |
エンタメ | 5 | 5 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 10 | 10 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 5 | 5 |
エンタメ | 5 | 5 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 10 | 10 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
考えるに作者はそもそもこの作品に対しての理想的な読者たりえるのかと言う事 読んでいて作者は寧ろこの作品に対して否定的な態度を取っている 取って欲しいと望んでいると言うか 神の及ぶ権限についても 簡単に言えばあなたのおこないすべてにおいてしらないことはなくて すべてはむくわれるみたいな まあ、これはどうかはわからないな 詩作品は既にあるのだけど 理想的な読者がいないと感じて いる方を信じることができなくて 現すことに抵抗を感じている みたいな感じがしました
0何の話だと思ったけど俺はこの文章はかんたんに言うと物が捨てられなくて困って困ってしょうがないって話なんじゃないかと思っちゃった。すべてのものを持ち続けることはできないし、本当に大切な思い出は色あせる。なにより、いちばん大事なものを破壊した経験があるのだと思う。しかも、一度や二度じゃない。物をためこむ人生と破壊する人生は隣り合わせだという話のように感じた ほんとのところはわからないが そうそう、むかしは「まとめサイト」っていうのがインターネットの一大コンテンツだったんだけど、それは公共の無料掲示板の内容をピックアップして公開し、そのサイト自身は広告で収入を得るというややこすからいビジネスだったから今は失われてしまった。いまでいう「いかがでしたか?」系のサイトの前世をイメージしていただたきたい。 結構おもろかったんだけどね。 昔読んだ話で、「教室に物を置き忘れた次の日にそれを手に取ると『ああ、こいつはずっとここにいたんだな』と思う」みたいなやつがあった。原文忘れちゃったんだけど。 それはどういう話なのかというと、教室に物を置き忘れて、置き忘れたことも忘れて、次の日の朝登校してからその事実に気がついて、手に取ったとき、その物が経験した夜の教室の雰囲気とかを想像して、どこか孤独な思いをするという。 この話はなかなか詩的でおもしろかったから、掲示板でも色々話が盛り上がったらしい。いわゆる「あるある」系の話題によく起きるように、みんなが思い思いにそういう話を書き込んだ。でも、ある人は批判した。 「みんな色々書いたけど、イッチ(最初にこの話題を書き込んだ人のこと)のいう感覚を本当に理解してる人は誰もいない」 私はなんとなく、そのとおりだと思った。
0モノが主体という作者さんの考えは新鮮というか少し驚きました。別に批判するつもりもありませんし、その考えが悪だとも思っていません。ただただ新鮮でした。現代ではものそのものに価値がある(例えば○○○の使用した衣装)というのが主流な気がしていて今回の話とは少し違うのかもしれませんが、私はその考えに引っ張られていたのかもしれないです。でも作者さんに共感できる部分もあって≪そういうもの自体を見てしまうととても気持ちが落ち着かなくなる≫は特に共感できました。日本語変だったら申し訳ないです。あと断捨離って難しいですよね私も苦手です。
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