君の
姉さんの方が
よかったなあ
生殖器が繋がったまま
私は
君に
言った
君の涙は
ミルクの匂いがする
君は
僕から
離れようとする
私は
五百人
殺した
悲しい悪魔のように
君を
抱きしめた
私は
その
卑怯さ
ゆえ
君の
顔を
見られないのだが
たぶん
君の
美しい
顔は
いや
たぶん
僕は
君を
愛し始めている
あの
私の
たった
ひとつしか
持ち合わせていない
情熱を裏切った
あの
女と
同じ顔を
した
この
女を
私は
その
高熱で
突き上げた
あなたの
吐息が
冷めた
空気の中、きらきらと
はじけた
僕は
君の
柔らかい
身体を
抱きしめながら
その
アルコール40度を越える罪ゆえに
火葬場で
私は
身を焼かれる
君ごしに
見える
月は
いつだって
あたたかくて
おだやかだったのにな
姉の方も
今頃
誰かの上に乗っているんだろうな
死後
地獄の先で
君が笑っていた
私は
あの姉妹のどちらかだと
すぐに気がついた
だけど
姉なのか
妹の方なのか
わからなかった
作品データ
コメント数 : 1
P V 数 : 866.6
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-01-06
コメント日時 2023-01-10
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
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2024/11/21 23時14分14秒現在
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コメントありがとうございます。 リアリティ。 確かに、いくらファンタジーだからと言っても、どこか精緻なリアリティがなければ空飛ぶペガサスにも乗れはしない。 と、コメントを読んでみて感じました。 ちなみにこの詞を書いている時、かなり悩みました。 倫理観、愛など。 あと、コンプライアンス。 個人的な話ですいません。 投票していただきありがとうございます。 これを励みにこれからも詩作を続けていきたいと思いました。
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