濡れた靴下を履かせられて - B-REVIEW
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ことば

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濡れた靴下を履かせられて    

失敗したからじゃない 最悪だからじゃない 恵まれてるから苦しいんだ それは濡れた靴下を履かされているように 優しく包み込んでくれるのに 暖かくしてくれるのに 僕の肌には合わなくて 気持ち悪くて 水虫ができそうだ なんだか答えないといけない気がして その優しさを受け入れられなくて せっかく履かしてくれたのに 僕はそれを投げ捨てる でも気づいた いつか誰も履かせなくなる みんないなくなっていくからだ それは僕が不快になったからじゃなくて みんなが水虫に気づいてくれたからでもなくて 時間がそうするんだ 遠かろうが近かろうが いずれそうなる それがうれしいはずなのに 心地いいはずなのに 僕は足にできた水虫を搔いて 涙した なんで?


濡れた靴下を履かせられて ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 731.6
お気に入り数: 0
投票数   : 2
ポイント数 : 0

作成日時 2022-11-29
コメント日時 2022-11-30
#現代詩
項目全期間(2025/04/17現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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前衛性00
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 エンタメ00
技巧00
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閲覧指数:731.6
2025/04/17 02時14分59秒現在
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    作品に書かれた推薦文

濡れた靴下を履かせられて コメントセクション

コメント数(3)
鷹枕可
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(2022-11-29)

/遠かろうが近かろうが/ /いずれそうなる/ 至言だと思いました。この一文でグッと引き立ってて。 そうそう、いずれそうなるんだよなあ、と腑に落ちました次第です。 作文でゴメン。

1
アポロン
アポロン
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(2022-11-29)

優しさの気持ち悪さをうまく表現してると思います。 秀逸ですね

1
ほば
作品へ
(2022-11-30)

真剣なのに滑稽、滑稽なのに真剣、そんな風情がある。なんで?しらねぇや、と言いたいが涙した、で終わらせなかったからこの滑稽味がいきている。

1

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