オセロー - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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オセロー    

● 襤褸襤褸にされた○ 仏様は● 悪魔だった○ 天使達、の鉄鎚● が仏様の首級を挙げると○ 仏はほどけてほっとけさまに● なった○ 或る朝目が覚めると● 千円の千年がおちていて○ 千円● は専念になった○ 全天開された● 観音様は構音様になり○ 構文様は● 黄門様になった○ ギュッスターヴ・モローのモンロー主義が● 朦朧と蒙昧となりかわるころには○ 窓には● 雨が降っていて○ 延延と繰返される● 永遠が● 墾田永年私財法○ へ慈雨を齎すと○ モルモット● は森元首相となり○ 猛然と盛岡まで走る機関車の様に○ 網膜炎の天使達● に貪り尽くされるのだった○ もう、妄想は止そう○ 房総は馬娘となって○ 暴走しつつ● 般若湯を飲む○ 野村喜和夫の森● へ千頭の馬脚を機関銃の様に● 掃射するだろう● モーリス・ブランショが打つモールス信号のアマテラスは○ 憎しみの電話を取り○ 天の岩戸を塞いでしまったものだから○ もうたまらない● 枯井戸の枯れた彼等蔦は伝手と為りことづてとなり○ つるばらの深い呪いは○ 実はきりすとのパロディであった筈の仏陀へ● 夫婦漫才のかまびすしさで嘆く○ 琺瑯の放蕩へ本当の放送を始めるのだった○ オーギュスト・ロダンの箱庭には○ 祝福の福音の復員兵が叫ぶ○ 愛と自由平等の虐殺があって ベトナム、 とだけ書き残された手記が、 監守に見つかるまで 温められていたのだ あるいは戸田恵子か ピアフの燃える腕に○ ○



オセロー ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 880.9
お気に入り数: 1
投票数   : 2
ポイント数 : 8

作成日時 2022-11-14
コメント日時 2022-11-16
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性22
前衛性11
可読性00
エンタメ11
技巧33
音韻11
構成00
総合ポイント88
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性0.50.5
可読性00
 エンタメ0.50.5
技巧1.51.5
音韻0.50.5
構成00
総合44
閲覧指数:880.9
2025/04/10 14時32分41秒現在
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    作品に書かれた推薦文

オセロー コメントセクション

コメント数(4)
鷹枕可
作品へ
(2022-11-14)

誤字・「全天開」→「全展開」

0
妻咲邦香
作品へ
(2022-11-15)

ひえ~、度肝抜かれた。。見て良かった。 上手く言えないけど、降参です。参りました。 あんまり細かいことは言いたくない。 敢えて言うなら、本当の意味での生活感ってこういうことを言うのかな?と。 最も身近なものは、身の回りにあるものではなく、その内側、肉体の内側で起きてることなのかな?と。 それに勝る現実はない、おそらく。

0
鷹枕可
妻咲邦香さんへ
(2022-11-15)

お褒め下さり、心より嬉しく存じます。 戸田恵子様ではなく戸田奈津子様にすべきであったと、今反省を致して居ります。 駄目だと思い悩みましても、試みてみるものです、ね。

0
鷹枕可
さんへ
(2022-11-16)

ありがとうございます。御蔭様で、如何にか書く事ができました。 バブリング創世記の様なテンションが相応しいかと思われます。

0

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投稿作品数: 2