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捧げ歌
神への賛美を輝く瞳で書くあなたを 僕の暗がりは恋慕で真っ黒に汚す 何故こどもを産まなければいけないのか この体にも芯の奥の方に星の種が宿る 悲しみが劣情を清く洗い流そうとする 一篇の抒情詩を美しいと思う心が醜さを救う 叩き付けようとした筆先から溢れた血が 春の日に嗅いだ君の匂いを思い出させる 吐き出せば生きられるという毒の水を 吐き出すまで腹一杯に飲ませ続けられて それでも死ななかったこの体の幸福を とうとう吐き出せないまま生きると誓う 手を取り合って風と鳥の声に耳を澄まし 星の運行に合わせて漂うように踊ろう 最初は右、次は左、後ろ、斜め、そして あなたと僕は微笑んで、愛の証に口付ける
捧げ歌 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 818.7
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2022-11-06
コメント日時 2022-11-15
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
>神への賛美を輝く瞳で書くあなたを >僕の暗がりは恋慕で真っ黒に汚す 冒頭の文章から萌え萌えしてしまった。自分の中にある、叶わない、劣情、慕情、そうした相反した感情を備えた描写がとても好きだし、判りみ。。。となりました。 全体的に少し抽象的・空想的な分、現実感は薄めかなと思いましたが、それがかえって綺麗で、私の好みでした。生きることの苦しみの中で、誰かを慕う、その気持ちに恋を感じて、作者の意図とは違うかもですが可愛らしささえあり、好きです。1人称は僕だけど、何故こどもを産まなければならないのか、とあるあたり、語り手は女性?とか色々想像も出来る。yatukaさんは、この1つ前の詩も好きだったので、余裕があったらそちらもこめしたい。
0コメント有難うございます。 好きだ、という気持ちがあったら、その次にじゃあどう表現していくか、というのは大事だと思います。 悲しいことに、なかったことには出来ないんです。そうしようとすればするほど態度はいびつに歪んでいく。 素直になれなんて個人的には頭の悪いアドバイスだと思ってましたが、正しくはあるんですよね。 私は詩を書くことにしました。これは詩で、その対象に見返りを求める訳でもなく、作品として記録をつけたいだけ。 自分の気持ちとも向き合えるし、心の整理にも役立ちそうな気がする。解決までは至らなくていい。 毎日色々くだらないことを考えるんですよね。心の中は単純でも、現実を生きようとすると分からなくなります。 大変ですが、それが面白いのかもしれません。
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