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月の破片
風邪で、喉と鼻の奥が灼けるよう 最近体調を崩し気味だった 好きなみゅーじしゃんのらいぶの爆音で耳が軽く逝って2日程水が詰まったような聴こえ方だった 春に左腕を骨折したのをあまり治療せず放置したせいか、時折左手に痺れが走る 秋草のあれるぎーと風邪の合併技なのか苦沙弥が止まら無くて何度もてぃっしゅを擦られる小鼻は赤く腫れ上がり皮が捲れて居る 深刻で無い体の不調はその時はしんどいが意外と嫌いじゃ無い 心の不調よりもずっと純粋に判りやすく、自分の存在を自分に知らしめてくれる気がする 蓄膿で重い頭をしーつに擦り付けてべっどに横たわりぐったりしてるその足先で犬は眠りの具現化のように気持ち良く熟睡し続けて居て足が巧く伸ばせ無い その不自由だが静かな時間が幽かに甘かった 記憶の縁の踊り子 ぐっど・ないふ・せっしょん どっぐ・いなふ・せっしょん 覚えの無い涙 温かい体 言葉達を 何処まで咀嚼してから 嚥下したら良いか 戸惑う 昼と夜 揺れる指で弄る自らの性器 目を綴る度に編まれる氷と火の図 温度を下げていく心地良さ 対岸で誰かが手を振って 私は恋人のちんちんを太腿に押し付ける SNSがばら撒き続ける端切れに 私という針と記憶の糸を通して縫い付ける もっと奥 もっと奥 寂しいという言葉が繰り返されて 幸福という言葉が繰り返されて 夜の悲しいかんばせ 刺す欲 刺す欲 もっと奥に 貴方の歩く道に見え無い花を蒔く 撒いた 奥に 犬のように舌を垂らして 月を抱いて 目の裏で 鈍く光った あなたは驚く程強く私を抱き締めた 久々にノイズが聴きたい 答えは? 花が降って居る まだ震えた
月の破片 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 831.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2022-11-05
コメント日時 2022-11-12
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
椎名林檎のLIVEで、席がスピーカーの近くだったので、耳が痛くなったことがあるのですが、幸せでした。「月と負け犬」という曲の時は、鼓膜がやぶれるかと思いましたが、それでもいいと思いました。ノイズを求めていたのだと思います。 1ヶ月の半分以上心の不調で眠りますが、たまに熱が出て眠らなければならないときは、本当に安心して眠れます。 >深刻で無い体の不調はその時はしんどいが意外と嫌いじゃ無い >心の不調よりもずっと純粋に判りやすく、自分の存在を自分に知らしめてくれる気がする ここは本当に共感します >言葉達を >何処まで咀嚼してから >嚥下したら良いか >戸惑う ここがいいなぁと思いました。私はすぐ飲み込んでいる、かなり早食いだと反省しました。 >もっと奥に というのも、椎名林檎を連想してしまうのですが、なんかずっと深い意味があるんだろうなと思います。 蒔くと撒いたの違いってなんだろう。種じゃなくて花なのが面白いです。最初はヘンゼルのように、パン屑を一つ一つ丁寧に置いていく感覚で、途中から、あたり一面に撒いた感じなのかなと。。花咲か爺さんのように。 犬と月の表現のバランスがとてもよいと思いました。 月と負け犬を久しぶりに聴こうと思いました
0ごめんなさい、椎名林檎さんの曲は『月に負け犬』でした。失礼しました
0なんか今回性的な詩が多くてびっくりしていますが花の正体が良く分かりませんがそれがいいと思います
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