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雨垂れ
錆びた傘の柄を持つ しわくちゃの老婆 雨が背中を濡らして 哀愁を漂わせた 雨垂れが石を穿つように 老婆の背中を砕いた 愛した伴侶は隣にいない 嫌った敵ももういない 掻き毟る髪は手に絡まって 求めているのは滑り落ちる 苦しみの世界に 真の幸福はない 焼き場で骨になるだけなら 真の幸福はない
雨垂れ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 790.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2022-11-03
コメント日時 2022-11-12
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
良いと思う、喪失と苦しみ、でもこれは老婆の詩ではなく、老婆をみる誰かの恐れのように感じた、でもだからこそ、こわい 喪失は失う前が一番恐ろしいのかもしれないと、 そうおもいました
1ペシミスティックだが、濡れた雰囲気がある。
1老婆の心情を紐解いたら、 誰であろうと恐れるし、 悲観的になるでしょう。
0雨垂れが長年かけて石を砕くように、 老婆にちくせきされた喪失感が背中を砕いた。
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