おいしい水で煮出したクラクションのヴォーカルが虫歯に引っかかる、乾いた十文字のログを切る涙袋の福笑い、教授を乗せた夜行バスの背水から闇へ引きこまれる雷雲、シガレットスイッチは捜し物を冬の空に結ぶ。
かつてアブノーマルのこどもたちと完成された太字の遺失物は、斜め向かいのバレリーナへと鼻歌交じりに繋いでいた。拷問器具は説明書のないセーブデータを、学会からリムジンであふれる適材適所に太鼓判を押す。
今はダブルステップの兄弟愛、しかし空振りの飢餓とメタリックな針葉樹林を手押し車で日光浴する。砂浜でのほころびを数える、遠い未来の足場から喉仏まで理屈じゃない細胞で一点突破する花鳥風月と知っている。
なぜ震え上がる。
ぬいぐるみのハンドルネームを地上波に肥やし
核燃料を御伽噺に変え、不協和音と第六感に黒魔術と踏んで置いた。
ネット漫画の宝石箱に対し和綴じした
タンブラーに彼岸花をねじ込んだ、
灰に壁、
チラ裏の濃度を鍵盤楽器にインストールする。
漂着したホイッスルを砕き灯籠はオーバードーズのきき手を反し
狐面で弾く逆光を旅時に印しているという。
炸裂する回路とはメゾピアノで語られるアンビシャスに劣り、たんこぶの着信音とインチキなスタミナと人間離れしたアイドルの安全神話を今更、端切れのカステラと梱包した母性簿と投棄する、多重人格のアイキャッチの、ルールとアルバイト先のいろは歌を水銀灯の魔女宅へ押し込んだ、舌足らずの自己表現にも絡め取られる。
暗室にはポイントカードは使えませんが座席表には飲み放題のノンアルコールがお通しがわりにあります、空回りをする優勝カップで盛られた座布団の上にお座りください。もうすでに傍らも、一途な愛と喰らっておりましたか。それでは最期までごゆっくり。
作品データ
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作成日時 2022-10-08
コメント日時 2022-10-08
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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2024/11/23 18時47分46秒現在
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