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夜のうた
心からの憐れみを 僕の首すじに当ててください その湿っぽいやさしさを 信じることが 歩くように生きることだと想うから 街は嫌なことなんか なかったと云い張る 崩れおち、ひれ伏した小さな白い花が かつて 凛、 と立っていた記憶とか それは清貧の心より より優れていた佇みだったのかもしれない 夜の涙が ポロポロとこぼれ落ちる 明るい満月の瞳から それは、きっと 水に溶けかけたむかしの想い出の やさしい話を聴いてしまったからだろう 夜は寒い 夜は長い 夜は涙が出てしまう 空から逃げられない夢はいつまでも 無理をしてわらっている 君の足の裏で踏み躙られた儚い記憶を もう棄てることにするよ 刻みはじめた時は もういつまでも いつまでも止まらないから 空を飛ぶ、数本の麦わらの輝きの儚さが けっして叶わない希(のぞみ)を僕に 擦り込んだり、刻みつけたりするんだ あゝ、それならそんな風の吹く夜に 何処へ むかえばいいのだろう 何処へ むかっては、いけないのだろう
夜のうた ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 788.0
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2022-10-04
コメント日時 2022-10-16
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
夜は長い 夜は涙が出てしまう ぼくもよく泣きます。 仕事に失敗して。
0この季節の空気によく合っている詩だと感じました。「何処へ/むかっては、いけないのだろう」この一節を書ける花澤さんは素敵だと思います。
0>凛、 この言葉だけの一文があるが、それを目立たせたいのなら縦書きの方が良かったのではないか。横だと少々埋もれてしまっている感じがする。 改行から趣向の跡が見えるが、それならば尚更なこと字の縦横を検討すべきだと思う。
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