日影の日 - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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日影の日    

打ち明けよう これは 季節 夏という時間の中に 唯一縛られることのない 熱の影が地上に差し込まれる日のこと 青白い布を全身 身にまとって 有る駅から 夢より一片切り取ってきた 線すら維持できない不安の駅まで 各々の魂の記憶を頼りに 特別急行を乗り降りしていく彼らを 私はその日だけ思い出すことができる その記憶は 原風景が広がり続けることを許し 約束を果たし終えた輝かしい光 けれども約束は一つきりではなく 彼らには取り零してしまう 素朴な忘れっぽさがあるのだ だから 今日という 世界がしんと鎮まりかえる日がやってくる さあ 夜が明けた 彼らもそして私も 暗くなるまで 走ろう


日影の日 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 1898.1
お気に入り数: 2
投票数   : 3
ポイント数 : 7

作成日時 2022-06-12
コメント日時 2022-07-01
#現代詩
項目全期間(2025/04/11現在)投稿後10日間
叙情性33
前衛性22
可読性00
エンタメ00
技巧11
音韻00
構成11
総合ポイント77
 平均値  中央値 
叙情性1.51.5
前衛性11
可読性00
 エンタメ00
技巧0.50.5
音韻00
構成0.50.5
総合3.53.5
閲覧指数:1898.1
2025/04/11 19時05分16秒現在
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    作品に書かれた推薦文

日影の日 コメントセクション

コメント数(8)
黒江修一
さんへ
(2022-06-12)

ありがとうございます。このサイトは初めてなもので、慣れないですが、感想とても嬉しく思います。よろしくお願いします。

0
柳煙?
作品へ
(2022-06-13)

ケンガンアシュラで優勝した人が書いたみたいな

1
秋元ささき
作品へ
(2022-06-15)

本当に、夏というこの季節にぴったりの詩だと感じました。まっすぐな眼差しが羨ましいです。

1
黒江修一
秋元ささきさんへ
(2022-06-15)

はじめまして。夏といえばあの行事ですよね。梅雨に入りましたが、いよいよ暑くなってきてもう夏みたいですね。真っ直ぐかどうかは分かりませんが、真剣に心情や情景を見つめるようにしています。

1
よんじゅう
よんじゅう
作品へ
(2022-06-27)

この作品には差し出された手が見えました。そしてぼくはその手をそっとつかめばそれだけで良いような気分になりました。

1
黒江修一
よんじゅうさんへ
(2022-07-01)

よんじゅう様、コメントありがとうございます。光を感じていただけたのなら、この作品も意義のあるものになったと思います。作者として、感謝申し上げます。

0
エイクピア
作品へ
(2022-07-01)

雰囲気が有りますね。どこから来るものかと思いました。記憶に根差しているからだろうか。夢より一片切り取っている。駅から?原風景が広がり続ける。忘れっぽさも雰囲気を作っているのかもしれません。

1
黒江修一
エイクピアさんへ
(2022-07-01)

エイクピア様、コメントありがとうございます。お盆がテーマです。霊というのは執着が強いというイメージがありますが、意外とぼんやりしてるのではないかと考えました。

0

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投稿作品数: 1