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物理学者の聖域
朝帰りの虚栄都市 落とした目玉を カラスが啄ばむ 親しみを込めて 架空の恋人に名前を付けるよ 極彩色のグミが好きで 炭酸が飲めない 猫っ毛 奇数のピアスに 解けない波動関数がゆらゆらと 要らないものが捨てられない 僕は 捨てられない 指を絡ませて 見知らぬ町の薄明を仰ぐんだ
物理学者の聖域 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1176.8
お気に入り数: 1
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2022-05-21
コメント日時 2022-06-01
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
見知らぬ町というのに思い当たる所がありました。僕の場合は、住んでも仮である しかない町のことでしたが、この詩の場合は、なぜ見知らぬということになっている のかな、と思います。やはり、物理をやることと、女の子とのことがメインで、 住みこむことに重点を置いていない人生の時期だからかな、と思いました。
0うまく言えませんがこの抽象度だからこそ描けている雰囲気だと感じました。 >>奇数のピアスに 解けない波動関数がゆらゆらと この表現にすごい引き込まれました。恋人が何なのか解釈はいくつかありそうですが,それはともかく,人物の印象に物理的思考世界が水彩みたいに絡み合ったように感じました。個人的には,物理学者の内面世界ってこんなかなと想像しがいがあります。
0しかし解けないとは言っても数値的に解けばグラフは描けるわけで、単にサインとかログとかの組み合わせで表現できないことを解けないと言うんだとしたらりょうけんがせまい気はする
0詩の世界観・筋書きについて諸氏がさまざまな推理しておられますが、わたしは、あるいはサイバーパンク、メタバースの世界を書いたのかと思いました。そして最後の聖域とは言わずもがな、学者の脳髄、そう言いたいのでしょう。
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