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Irgendwo auf der Welt, 1932
いつも夢に見てまで 懐かしむ やがて幸福がやってくることを 希望とともに ノスタルジーを抱く その時がやってくるまで 昼も夜も 私は待とう 決して希望を絶やさずにして この世界のどこかに、ひとひらの幸福がある まばたきのたびに、いつも夢みる この世界のどこかに、ひとひらの至福がある どれほど長いあいだ、夢にみてきたことだろう もしそれが何処にあるかを知ったならば もう一度世界に踏み出そう 私も、心の底から幸せを 一度のみとて確かめてみたいから この世のどこかに 天へのはしごが はじまっている どこかで、確かに、いつの日か ■原文 Ich hab' so Sehnsucht, Ich träum' so oft; Bald wird das Glück mir nah sein. Ich hab' so Sehnsucht, Ich hab' gehofft, Bald wird die Stunde da sein. Tage und Nächte Wart' ich darauf: Ich geb' die Hoffnung niemals auf. Irgendwo auf der Welt Gibt's ein kleines bißchen Glück, Und ich träum' davon in jedem Augenblick. Irgendwo auf der Welt Gibt's ein bißchen Seligkeit, Und ich träum' davon schon lange lange Zeit. Wenn ich wüßt', wo das ist, ging' ich in die Welt hinein, Denn ich möcht' einmal recht, so von Herzen glücklich sein. Irgendwo auf der Welt Fängt mein Weg zum Himmel an; Irgendwo, irgendwie, Irgendwann, 多少の意訳は厭わず。 コメディアン・ハーモニスツがこの歌を歌ったのは第一次世界大戦後のドイツ。 "Sehnsucht"を単に「望む "long for"」とせず「ノスタルジーを感じる」と解した際に、この詩の真髄が発揮される。 世界のどこかに幸福があることだけは、誰に言われずとも知っている。ただ純粋に、その存在を確かめ、味わいたい。 あたかもカルヴァンのような論理を感じさせる歌詞の背景には、賠償金との引き換えに訪れた平和の中にある、直視しなければならない現実=近代の崩壊、進歩の否定、明日のパンの心配。だからこそ人々は、せめて余暇のみには装飾のための装飾を施した服に身を包み、ジャズに心痺れさせた。そのダンスホールの仕舞い際には、この曲を流さずにはいられまい。なかなか仕舞いにできない私の魂も、まだ近代を脱したくないのかもしれない。 R. Gilbertに捧ぐ 訳者識
Irgendwo auf der Welt, 1932 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 817.5
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ポイント数 : 0
作成日時 2022-04-28
コメント日時 2022-05-03
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
なお、歌詞の順はコメディアン・ハーモニスツ版ではなくリリアン・ハーヴェイ版を採用しています。動画の歌詞順とは異なりますのでご注意を。
0普遍的なテーマですね。幸せになりたい。 全く無知な私のようなものでも、分かりやすく心に迫ってきます。 本当に追い詰められた人達の言葉は強いです。
1天へのはしごを登ってみたいです。でも二度と帰れない。
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