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ペトリコール
雨が始まって、立ち上がる きっと触れられない そんなうわさを聞いて、嗅いだ香り 濡れた土や石が話しかける わたしに、空気に いっぱいになった肺の中 そこらじゅうに立ち上ると聞いた 陽炎が見えてくる 雨のち霧 の予感 うっすらとおおうペトリコール 「雨の日のあの匂いのことだよ」 消えてもいいと思える霧の中で 雨の名残がほどけていく 遊んでいる 始まっていく 去っていく 名残りの匂い ひとつひとつが手を振って、溶けていく くうきのなかへ はじまりとおわりへ
ペトリコール ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1013.2
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2022-04-27
コメント日時 2022-04-29
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
丁寧な読解をありがとうございます。セリフの部分は私も気に入っている箇所でして、そこを起点に作品の魅力が膨らんだとしたら、とても幸いなことです。 今作は過去作なので季節のことはうかつにも意識していなかったのですが、偶然にもいま投稿するにふさわしかったようでうれしかったです。
1ご評価ありがとうございます。実を言いますと、今作はとある舞台のための脚本の一部でして、執筆した私以外の人から受けたインスピレーションや人柄がそれなりに混ざっています。 その点を加味した上で、やはりコメントはうれしかったです。誰かと共作に近いことをして、作り出したものを素敵と言われるのは大変ありがたいものです。また、修辞にも好感を持って触れていただけてこちらも恐縮でした。
0改行が映えますね。 難しい言葉は書かれていないのですが、心の深みを覗いたような感じです。 降り出した後の、雨上がりの町の光も思いました。
1たしかにこの詩の後書きには、町の光が似合う気が私もしてきました。 詩は時に、人の多面性の一つ一つを映し出すことがあるのかなと思っています。ご感想ありがとうございました。
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