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プリドーン-Predawn-
朝と無意識を歩く 「全部通過儀礼でした」 絶対楽しく生きてやるという復讐心 「瞬間以外この世になかったんだ」 ボーン 骨があって鐘が鳴って生まれる こういうのいいでしょ ゴーン 別の鐘の音のほうに行ってしまった いいでしょこういうの ドーン? 北上するバスのクラクション 路肩の花は風をいなしながら咲く 碧落の明るさと遠さと怖さ 泣ける 加速度的に遠のいた何気なさを 加速度的に取り返す春
プリドーン-Predawn- ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1409.6
お気に入り数: 1
投票数 : 5
ポイント数 : 0
作成日時 2022-03-17
コメント日時 2022-03-20
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
すき
1めちゃくちゃ良いです。 すごく柔らかで身近な文体なのだけど、 骨太な印象も受ける。 ちょっと不気味に見えて、最後は爽やか この時期の揺らぎやすさ、 恐ろしかったり去ったり到来したりする そういうものを強く感じました。
1センスと選語が素敵です。 放り投げられたかのようにいなしていらっしゃられる、鐘のよしなしごとを、風景記述で引締めていらっしゃる。緩徐と緊張、弛緩と集中の妙。 作品名も、様々な推測の余地を残してお付けに為られていらっしゃるかの様。鏤められた構成の技巧を堪能させて頂きました。 次回作も、期待させていただいております。 読み易く、且つ洗練。
1夜明け前の風景を想像してみました。「絶対楽しくいきてやる」卒業を機に決意したんだと思いました「加速度的に取り返す春」新生活が始まります。
1最初にちらりと冒頭を読んだ時は、少しばかり安易な現代詩的雰囲気の言葉の跳躍というか、まあそんな調子で進んでいくのかな?と軽んじてしまいました。 が、徐々に、あるいはヒップホップを思わせる妙、あるいは言葉遊びのユーモアの妙を宿した興味深い跳躍になっていき、更に変化は進み抒情詩の装いを読み手に見せていく。 急ブレーキのような 「泣ける」 ラスト二行、とてもよかったです。この加速度的な凝縮詩の中で、「何気なさを加速度的に」求めていたのかと思うと、この自由さや言葉の飛躍の渇望は貴重と思わざるを得ないところがある気がしました。
1??
0(文字化けしてる!!グッドサインの絵文字でした)
1>すごく柔らかで身近な文体なのだけど、骨太な印象も受ける。 ちょっと不気味に見えて、最後は爽やか そういうアンビバレンスを伝えるものこそ最高だと思ってるので、良かったです!
0>読み易く、且つ洗練。 シュッとした筆致を意識してるので良かったです
0>夜明け前の風景を想像してみました プリドーン感を描けて良かったです
0>愛と再生の詩 まさにです
0>最初にちらりと冒頭を読んだ時は、少しばかり安易な現代詩的雰囲気の言葉の跳躍というか、まあそんな調子で進んでいくのかな?と軽んじてしまいました。 詩が進むごとに文体や詩のジャンルを変えてみるのが、今回の詩の内容以外の部分でやってみたことでした。 まさに最初は、いわゆるポエムに近いような素朴な抒情詩、そして、 >徐々に、あるいはヒップホップを思わせる妙、あるいは言葉遊びのユーモアの妙を宿した興味深い跳躍になっていき、更に変化は進み抒情詩の装いを読み手に見せていく。 という風にしました。 ボーン、ゴーン、ドーンでそれぞれゆるく韻を踏んで、それぞれダブルないしトリプルミーニングの言葉遊びにしました。 ボーンは骨のボーンと鐘の音のボーンと、「生まれる」のボーン(born)、 ゴーンは別の鐘の音のゴーンと「行ってしまった」のゴーン(gone)、 ドーン?は「done」と「どう?」、とが掛かってます。 で、次に叙情的な叙景詩(まさに抒情詩の"装い")へと移らせてみました。 >急ブレーキのような 「泣ける」 泣けるっていう言葉って薄い言葉やクリシェのようにとられがちですが、そんな3行の次に書けば効果的に響いてくれると思って、置いてみました。 >この加速度的な凝縮詩の中で、「何気なさを加速度的に」求めていたのかと思うと、この自由さや言葉の飛躍の渇望は貴重と思わざるを得ないところがある気がしました。 まさにそうで、この詩自体が加速度的に文体を変えて加速度的に進んでいるという再帰的な構造になってるんです。 それで自由の渇望感に説得力が生まれるかな...?と思ってそうしてみたので良かったです
0>ドーン?は「done」と「どう?」 肝心のdawnとも掛けたトリプルミーニングでした笑
0青春だなー。躊躇いのない言葉選びといまだ夜明けを迎えていない人生。暗いニュースばかりなので、こういう作品を読むとホッとします。最終連はちょっと既視感のある手法ですが、それを含めて心地よいです。 ボーンとかゴーンとかドーンとか、ためらいなくポーンと出せる潔さ。全体的なトーンもうまく調和が取れていると思います(どうしても言いたかった
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