優しさの、欠片のない - B-REVIEW
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ことば

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優しさの、欠片のない    

路端にことりは、立ちすくんでいた、その路をわたしは歩くのだ。 スニーカーの裏に、小石の尖った先が喰い込む、それは時が、わたしのなかへ、ずう、と沈み込むようだ。 時折、ことりが鳴くのが聞こえる、親鳥を探して、自ら餌を取ることができないから。 鳶が上から見張ってる。 袋、入りますか? と訊かれなくなった。 ああ、はい。 と応えるが、その一言だけが追加されただけ、あとはなんの変わりもないの。 かっぱえびせんを買ってきたのだ。 ことりがさくさくと、さくさくと啄ばむのを、路にしゃがんで見ていた。 電線の上のからすが、ちらとこちらを見ている。 わたしはおかあさんになるのだ、と思う。 これが異類婚姻なのかしら、と口の中で頬張りながら。



優しさの、欠片のない ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 1259.0
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2022-02-11
コメント日時 2022-03-10
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/11現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:1259.0
2025/04/11 12時48分36秒現在
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    作品に書かれた推薦文

優しさの、欠片のない コメントセクション

コメント数(4)
三浦果実
作品へ
(2022-02-24)

平易に書かれてあるけれども、なにか読み辛さがある。おそらく、言葉が不足しているのか、削るところが不自然なのかもしれない。それが情景の切り取りとして上手く成立しているかというと、ぎこちない文にしか読めない。私の印象でしかありませんが。

1
ふかお
作品へ
(2022-02-24)

>路端にことりは、立ちすくんでいた、その路をわたしは歩くのだ。 読点のうち方ですが、通常の散文では読みやすさを考えて、 路端に、ことりは立ちすくんでいた、その路をわたしは歩くのだ。 と書くように思います。それでなければ、ことりを漢字にして 路端に小鳥は、立ちすくんでいた、その路をわたしは歩くのだ。 にするでしょう。 こだわりがあるのですね。 ことりはひらがな、そして、立ちすくんでいたを強調したいのだと考えます。

1
太季伊廊
三浦果実さんへ
(2022-03-10)

コメントありがとうございます。 語り手を幼い少女として書きましたが、それがうまく作用しなかったのはわたしの力不足です。 貴重なご意見、ありがとうございました。

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太季伊廊
ふかおさんへ
(2022-03-10)

コメントありがとうございます。 子どもの舌足らずな饒舌を表現するために、句点の打ち方がぎこちなくなっています。が、その不自然さはわたしの力不足です。 これからも頑張って書いてゆきます。貴重なご意見、ありがとうございました。

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