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寒暁
檳榔の葉と赤い実、 夜明け前の清冽な空気。 在るべきものはすべて在り、 刻とともに満ちる潮、 水平線を掻きみだす砂糖黍の葉群、 琉球黒檀の葉のしずく。 電線から飛び立つイソヒヨドリの群れが、 それらを高らかに笑う。 おぼろげな暁光が静寂をつくり、そして 影と輪郭をえがきだす、 その刹那の階調。 島の脊梁に沿って吹きさらす北風が、 畑へと歩む謹厳な農夫に、一年と一日の始まりを告げる。
寒暁 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1231.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2022-01-19
コメント日時 2022-01-25
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
先にコメントされている室町さんと同じく私も過去作品を読み直しました。今作、情緒なるもの、感情の表現を完全に省き、描写だけを書かれていて、その志向には好感を持って読めました。ただ、繰り返し読まれるまでの驚く程の描写には至っておらず、中途半端な感が残ります。あるいは驚きなどではなくて、フラットなままの筆致にこだわるとすれば、詳細さと長さが不足しているように思います。偉そうにすみません。
1室町礼さん コメントありがとうございます。 投稿作品もお読みくださり感謝です 久しぶりに詩作したのでたしかに前作よりはクオリティが落ちているかもしれません 今後精進したいです
1三浦果実さん コメントありがとうございます 過去作まで読んでいただき感謝です ご指摘のとおり感情表現を排してマテリアルな詩を作りたかったのですが、詩語が魅力的でなくまた言葉足らずだというのは実感しております
0AB さん コメントありがとうございます お褒めの言葉感謝です そうですね、収穫の季節です。ウージを満杯に載せたトラックが国道を走っております。
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