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怒りあれ
怒りあれ 怒りあれ、ここに せめて 怒りあれ 怒りあれ 怒りあれ、ここに 君のための 怒りあれ 怒りあれ 怒りあれ、ここに 君だけの 怒りがあれ ある日、僕らは、 悲しみも絶望もないままに熱に浮かされ 空虚も苦痛も含まぬ咳を吐き出した だから 怒りあれ 怒りだけあれ せめて 怒り 怒りだけあれ この膿に怒りを下ろし 光なきあわいを砕け 怒りあれ 怒りだけあれ 君だけの怒りよ あれ ここに。
怒りあれ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2619.6
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2022-01-05
コメント日時 2022-01-30
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
本当の裁きとは、裁きや怒りがないことらしい。そんなことを思い出しました。
0タイトルから読ませる作品っていうのは、素晴らしいなと思います。 作品が沢山投稿されてる掲示板ではタイトルは大事だなと再認識致しました。 「この膿に怒りを下ろし 光なきあわいを砕け」 このフレーズも素敵だと思います。
0裁きや怒りがないことを裁きと思えるほど勤勉な人間になりたい、などと
0タイトルと、はじめの数行、大切ですよね、 たぶん 名もなきユーザーには 改行をものともせぬ力が求められている ありがとうございます
0こんにちは 私はこの作品を読んで まず思ったのは 私(るる)には、「怒り」という感情は できることであるならば、ないほうが良いという思い込みがあったのだな。と、気づかされました。 何度も繰り返して書いておられる「怒りあれ」という言葉は、読んでいるうちにikariはhikariに 響きが似たところがあるなあとも ちょっと想いました。 「君だけの怒り」とあるので この作品で言っておらせる怒りとは 誰かに分かってもらえるようなことや 誰かと共通な敵を持つとかいうような感情のことではなく、自分が自分に抱いている理想であるために足りていない点に対する怒りなのだろうな。と思いました。それならば、その人らしさを追求するための情熱の火となるはずです。それが、 この詩でいうところの「君だけの怒り」なんだろうなあ。なるほどなあ。と思いました。 わたしも この詩でいうところの、私だけの怒りをしっかり持って、生活したいです。
0本当の怒りとか 本当の絶望みたいなものがないんです 普通に、すこしだけ不幸せなんです これは不幸の数ではなくて、量でも質でもなくて マイナスを感じる感度が鈍いということ それだと何者にもなれないんです 感想ありがとうございます! 真清水さんの詩は、何かがあると思います いつも読んでいます
1似たタイトル名の作品を私も投稿したことがありましたから気になりました。 命令調で楔を打ち込むようにして展開しながら詩文の半ばで変化しますが、やはりリフレインの力といいますか、怒り(ヒカリ、膿(ウミ、生みや海などのあたりに惹きつけられますね。吐き出した咳から膿へつながることも興味深く詠みました。
0知らず知らずのうちに影響された説はあるかもしれませんね? 最近はうまく言葉を嵌め込めず苦労してます 頑張りますねありがとうございます
1怒りは創作の原動力にもなり、重要なエネルギーだと思います。作中で怒りの対象を具体的に書かなかったのは、怒りの感情を個人的なものとしてではなく、普遍的なものとして、抽象的な文体でもって共有させるためではないかと考えました。
0怒るのを、我慢していた時期がありました。よかれと思って…汗 怒りは自分を守るための本能であって、それをないことにしてしまうと、自分をないことにしてしまったも同然ですね。 人間の根本のつよさみたいな、ちからづよさみたいなものを感じました。 怒りあれ、ですね。
0わかります、怒りというエネルギーって、 なくても生きていけるんですが、 エネルギー源としての強さはありますよね。 自分だけの怒りだけではなくて、 絶望した友達と一緒にいるときに、 怒りあれと願うことがありますね 感想ありがとうございました
0怒りは制御されるべきものであることは確かなんでしょうが、 我慢して幸せになれる人もいるんでしょうが、 怒るタイミングを逃して弱くなる人を見ると…… 怒りでしか救えない心もまたあるかと思うので 祈りですよね、ほんと
2怒りあれというフレーズを歌のように書き綴った、賛歌だと感じました。
0新約聖書の創成期の「光あれ」ではないですが、怒りですか。怒りの定位が望まれているのかもしれません。
0即興で返詩を。 錨あれ 錨あれ 錨あれ 我を繋ぐ 錨あれ 荒波にゆれ 放逸に漂い 毒を吐き出した 錨あれ 錨ある 怒りなく 怒りは消え 海に沈み 慈悲を祈ろう 世間は波に 毒に 怒りに 漂っている この海に錨を下ろし 微かな光を見出そう 怒りなく 錨ある 怒り消え 錨沈む ここにあって 甘い怒りは 消え失せる
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