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ゆとりブルース
くしゃみの音で泣きそうになるくらいブルーなブルース 空から落下 小さき魂 あまりに丸い地平線に跳ね返されて今日までまっしぐら とりあえず大きく見えるようにって薄く 薄く伸ばされた 見た目だけのぺらぺらな意思じゃ お・か・しの合図と雀の瞬きで飛ばされるレベル ため息集めて空に飛ばした女の子 それいいな できるかなって空見上げたら もうすでにどんより悲しみぐるぐる 頭がぐるぐる 良く分からなくなっちゃった ツイートボタンはおさなかった ひとつぶぽつん ざあざあ雨が降りだして びしょ濡れだけど駆け出さないナマケモノ 空の憂鬱も受け止めてあげるから カミナリわめきちらした 闘争心に見せかけた孤独なドラマー そんな難しい顔しないで 寂しいなら一緒に喋らないかいピースフル 雨が止んで そんなもんかってガッカリ そんなもんだねって納得 終わりのチャイムが響いた 急いで帰らなきゃ 今日の夜ご飯なんだっけ
ゆとりブルース ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 848.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-10-22
コメント日時 2017-10-28
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
いまはもう、ゆとり世代、なる言葉は、使われなくなっているのでしょうか・・・ ひとつぶ、空から落ちて来る滴に、自身を重ねている、そんなイメージで読みました。 雨、が、地球、に跳ね飛ばされる。そのまま一直線に❝ふっとばされていく❞体感と、〈とりあえず大きく見えるようにって・・・ぺらぺらな意思〉観念の融合。いきなり地球が連想される時点で、読者の好みは分かれると思いますが(デフォルメの面白さを受容できるか否か、など)リーディングの要素も含めて受容されるべき作品ではないのか、という気がします。(音読を聞いてみたいです) お・か・し、は、をかし、とお菓子を掛けているのか・・・〈雀の瞬きで飛ばされるレベル〉tの音の連続や比喩のユニークさで、このフレーズはとても良いと思いました。〈お・か・し・の~〉のフレーズを抜いて、いきなり〈雀の~〉につなげてもいいのかな、と思いかけたのですが、指で隠して読んでみると、お・か・しの中黒点が、いい具合に流れていく詩行の軽いストッパーとなっているのですね。なぜここに〈お・か・し・の~〉が出て来るのか、理解は出来ぬまま、音の流れとしては納得させられるものがありました。 タンポポの綿毛を飛ばすように、軽々と〈ため息〉を飛ばした女の子、これは、語り手が出会った第三者なのか、語り手自身、なのか・・・〈できるかなって空見上げ〉るのが、この作品の語り手、なのでしょうね。通りすがりに見かけた、女の子、というイメージでしょうか。 濡れる、ことを否定的にとらえるのではなく〈空の憂鬱も受け止めてあげるから〉とむしろ肯定的にとらえていくあたりに(古いですが「雨に唄えば」などを連想しつつ)最初に❝ふっとばされた❞〈小さき魂〉と、〈ひとつぶぽつん〉の雨粒と、〈ツイートボタンはおさなかった〉〈空の憂鬱も受け止めてあげるから〉と綴る語り手(歌い手)との関係性は、どうなっているのかな・・・と考えました。 こんなことをゴチャゴチャ考えていると、〈そんな難しい顔しないで 〉と言われてしまいそうですが(笑)
0まりもさん、こんばんは!いつもコメントありがとうございます。 おかしは、小学校の時繰り返し言われた災害時の合言葉(押さない、駆けない、喋らない)です。ツイートボタンはおさなかった、びしょ濡れだけど駆け出さない、などその後に続く詩にもおかしを入れてみました。 地域や年代によって教えられた言葉も違うでしょうし、分かりにくかったかもしれませんね〜。 こうやって解釈してもらって自分と違う見方を知れるのがすごく嬉しいので、難しい顔してたって何も言いませんよ!むしろ大歓迎です。笑
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