どうやらこれは渦らしい
誰かが私を掠めて流れる
私も誰かに掠めて漂う
そうやって巡りめぐって
最後は戻っていくらしい
どうやらこれが渦らしい
今は彼らは渦の中
二人は互いに外に寄り
各々顔も見せぬという
それも一つの愛らしい
そうしていつかは身を任せて流されて
再び巡り会うことを知っている
どうやらそれも渦らしい
いつ溺れるかも知れないままで
ひっくり返っては踠いている
私は沈んで諦めることを恐れる
たった一人の漂流者だ
そこらそこらにポツンと漂う渦の中
私はそれらに混じった一つの点で
どうにか顔を出しては私を発する
これこそ私の渦らしい
今は誰もが渦の中
それでも中を突っ切って
共に沈む二人がいるという
そこらのやつらは近付かないが
これも一つの愛らしい
また一つ、小さな渦を巻いたという
作品データ
コメント数 : 1
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作成日時 2021-08-19
コメント日時 2021-09-07
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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2024/11/21 19時54分17秒現在
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コメントありがとうございます。 仰る通りだと思います。 自身でも本作を面白いとは中々思うことが出来ません。 着眼からさらに発展させていくというのがどうにも下手くそで、そのような飛躍ある詩が全然書けずにいます。 飛躍ある詩って、読んでいて面白いし感動するので、私もそういう風に思われる詩を書きたいという願望はあります。 しかし、何というか私は、冗長的とも取れるような文章に心地良さを感じる感覚を持っているようで、文章を書こうとするとそちらの感覚に流れるクセがあるようです。 ですので本作も、面白くはないですが、自身に取っては心地良さを感じるところがあるので嫌いではないのです。 とは言っても飛躍ある詩を書きたいと思っているので、そのような詩を書くことが出来ない現状には課題を感じています。
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