手首 - B-REVIEW
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手首    

古びた図書館の机に掘られた 「愛してる」の落書きと 私の手首の血管が 同じ緑色だった 命をつなぐものは 案外 その程度だったりする



手首 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 1260.3
お気に入り数: 0
投票数   : 3
ポイント数 : 2

作成日時 2021-08-11
コメント日時 2021-08-24
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/11現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧11
音韻00
構成00
総合ポイント22
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧11
音韻00
構成00
総合22
閲覧指数:1260.3
2025/04/11 14時11分05秒現在
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    作品に書かれた推薦文

手首 コメントセクション

コメント数(3)
作品へ
(2021-08-12)

ある事柄とある事柄を重ね合わせるための共通項が創造的に過ぎるのではないか。少なくとも私は「愛してる」の落書きと手首の血管を並べた時に、「同じ緑色」という言葉は出てこないです。であるから、その程度、とあっても、その程度が創造的に過ぎると私は思うわけです。強引に解釈しようとすれば、いくらでも解釈できるもので、例えば「緑色」からは若々しいイメージが伝わってきて、机に「愛してる」の落書きを掘っちゃう若々しい感性と、そして、手首の血管はそれとなく花の茎に見えることから、茎の色としての緑色であり、……というふうに補完できてしまう。しかしながら、「同じ緑色」と言ってしまうそのセンスが良い。結局はセンスではないかと私は思っています。誰でもいい誰か天才たちが自身の美学だったり方法論だったり姿勢を語っているけれども、平凡な人が真似できるのは美学だったり方法論だったり姿勢だったりするわけで、その先に行けないんですよね。方法は真似できてもセンスは真似できないんですよ。その程度、と言っても、あなたにとってはその程度であっても、私にとってはその程度が難しいですよ。

2
五木 國重
作品へ
(2021-08-24)

簡潔だからこそ奥行きがあって、心情はもちろんのこと、図書館の情景や彫られた机がどんなものなのかなどいろいろ想像しました。

0
髙橋役目
髙橋役目
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(2021-09-15)

緑というのがセンス抜群だと思いました。

0

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投稿作品数: 2