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何も知らない嘘
空っぽな渦の中で回り そのうち「何」で嘘になる 同じ形の男の子 同じ言葉が女の子 ひときわ静かに 餓死を待ってる 死ねないからね 未熟者が数学を頭に入れても海に消え 試みている心には取り付く島もありはしない 行列は断絶の団結と知ったんだ 知っただけでは知らんぷり 知らんぷりなら遅かれ早かれ いまだに待ってる衰弱死 車の車輪がグルグル回って 人の首もひと捻り 首の皮一枚を残さず断ち切る 優れたギロチン 革命家に大好評 夢で見ていた夢の話を花火と宇宙で 縛られる全身 回し続ける渦の中で 一番誰が一番なのか 僕にはさっぱりわからない 頭がいっぱい空っぽだからね 嘘と一緒で空っぽが足りている 同じ思入れの男の子 同じ片思いの女の子 ひときわ静かに衰弱死と餓死を待っている 死ねないからね
何も知らない嘘 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1060.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-05-01
コメント日時 2021-06-02
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
初読の印象では、現代の無気力な若者というか、自殺するつもりもないし生きる気力もない、そんな人の姿を連想しました。 まあしかし何回か読んでみるうちに、 > 僕にはさっぱりわからない の部分で、この詩は誰がどの視点で詠ってるんだろう?と疑問に思いました。 >車の車輪がグルグル回って >人の首もひと捻り >首の皮一枚を残さず断ち切る >優れたギロチン 革命家に大好評 この部分とかも、まあおそらく実際に見たことある人はそうはいないでしょうし。 普通に比喩表現と捉えても良いんですが、この詩自体が『何も知らない』人の嘘と捉えても面白いなと感じました。 意図されていなかったなら大変失礼なコメントを書いてしまったかもしれませんが、どちらにせよ私にとっては印象に残る詩でした。 ありがとうございました。
1作品自体から発せられる醒めた(クールという意)空気感がいいですね。ただ、自己主張をもっと消したほうがいいように思いましたね。これでも好評が入るかもしれませんが、 >僕にはさっぱりわからない とか不要だと思うんですよね。 さっぱりわからないって読まされても、はああ、としか思わないし、この行に至るまでの語句がすべて、さっぱりわからないで回収されるだけなの?っていうとても安易な思考しか伝わって来なくて、それによって、衰弱とか断絶とか革命家とかといった言葉の羅列も、ああ、ちょっとした思い付きで並べただけなんだねって読んだ印象になります。 いや、そんな難しいこと考えずに作品から感じてもらうだけでいいんですけどって云われるかもしれませんが、それこそ、読者を舐めてるとしか思えないです。仮定の話ですけど。 ただ、冒頭に書いた通り、全体的に漂うクールさは好みです。
1このああどうにでもなれ~なダウナー感は好きです。 一つ一つにフックがありますね。 このフックの先は鋭くしなくて良いと思います。 丸い方が少なくとも私は引っかかる
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