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糸切り鋏
本当は交わる事の無い運命線が 網目の様に組まれてる 掬い上げられた人達の多くは その上を跳ねる魚に似ている 水の様にはすり抜けられない とても見苦しい光景だな 何処に居たって居場所が無くて酸欠だ お前が根子みたいに張り巡らした感情線は 複雑に絡み合って得体の知れない生き物になっている それは勝手に動き出してお前を振り回そうとしている さぁその知能線を伸ばして縛り付けろ 運命線の網目の正体は阿弥陀目なんだ 正解を見極め辿ればお前の生命線は伸びていく 余計な物は全てこの糸切り鋏で経ち切ってしまえ 大丈夫だ掌の中に答えは描いてある 大事な事だから繰り返すぞ 本当は交わる事の無い運命線が 網目の様に組まれてる 掬い上げられた大衆の多くは その上を跳ねる魚に似ている 水の様にはすり抜けられない とても見苦しい光景だな 何処に居たって居場所が無くて酸欠だ お前が根子みたいに張り巡らした感情線は 複雑に絡み合って得体の知れない生き物になっている それは勝手に動き出してお前を振り回そうとしている さぁその知能線を伸ばして縛り付けろ 運命線の網目の正体は阿弥陀目なんだ 正解を見極め辿ればお前の生命線は伸びていく 余計な物は全てこの糸切り鋏で絶ち切ってしまえ 大丈夫だ掌の中に答えは描いてある 臍の緒を切られたその日から 最期まで一緒には居られない事を定められてんだ それぞれが別にスタートし自分だけのゴールテープを切る 数々の張り巡らされた死線を切り抜ければならない 時には大きな決断を迫られるだろう ちっぽけなお前に大衆の注目が集まり出す それはやがて視線となり縛り付けるだろうな 何も出来ないまま決して終るなよ 未練を残した自縛霊みたいに掴めないまま彷徨う羽目になるぞ 波の無い海がつまらなくそして腐る理由はそこにある 下らない視線なんてその糸切り鋏で絶ち切ってしまえば良いんだ お前の琴線に触れて良い音がなった方へ向かえば良いんだ 他にアドバンスするなら譲れない綱が2つ有るんだ チャンスって綱は駆け引き無しで引いた方が良いぞ 命綱は何処かに必ず付いてるが目に入れない様にした方が思い切れる まぁ今は焦るな緊張の糸が大事な時に切れちまうからな お前と彼奴は縁は交わらないなんて 勝手に絶望してるのは勿体無いしいとおかし そんな糸はおかしいから意図的に斜線を書き足して結べ そんなんで良いんだよ 運命の赤い糸は本来は誰にだって繋がってんだ お前が間違って糸切り鋏で切ってしまっただけなんだ 小指に巻いた細い糸はやがて切れない指輪になって 左の薬指に嵌められるって信じてみろ もう大分時間は経過しちまったな その縫合した傷はとっくに癒えている 何時までそうやって素を晒せないでいきるつもりだ そんな柵と未練の生活を続けちゃいけないんだ この糸切り鋏で全てを絶ち切るんだ お前の登る階段は13段よりも高く明るい景色が広がっているのさ 見えるだろう 綿いっぱいの幸せな未来が 見えるだろう 綿いっぱいの幸せな未来が 見えるだろう 綿いっぱいの幸せな 見えるだろう 掌の絵が糸となり飛び出して再会させる 掌の絵が糸となり飛び出して再会させる 掌の絵が糸となり飛び出して再会させる 掌の絵が糸となり 見えるだろう綿いっぱいの幸せな未来が 掌の絵が糸となり飛び出して再会させる 掌の絵が糸となり飛び出して再会させる かつて浴びていた光線は依然と変わらず暖かいままさ 有刺鉄線なんて何処にも無いんだ 未練のなんて絶ち切るんだ そんなのは命綱じゃない絞首の縄だ 俺がお前の命綱になってやるよ 振り替えるなちゃんと後ろに付いているから 思い切って目の前の糸を手繰り寄せるんだ ほら掌に答えが集まってくる
糸切り鋏 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1387.4
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2021-04-25
コメント日時 2021-04-30
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
スピード感、熱量、そして「糸切り鋏」から派生する言葉のイメージが絡み合って、とても心地よく、しかし強い「喝」を入れてくれるような詩だと思いました。とてもよかったので1票入れます。 ひとつだけ。 途中、二回出てくる「大丈夫だ掌の中に答えは描いてある」のフレーズと最後の「ほら掌に答えが集まってくる」の関係というか比重が少し気にかかりました。最初の方で「大丈夫だ掌の中に答えは描いてある」と励まし?てしまうやさしさが良い、とも捉えられるのですが、私なんぞは、そんなに早くに言わないでもっと突っ走ってからもっと焦らしてから安心させてほしい、などとも思ったりします。あと、この2つのフレーズを比べると最後が弱く感じるのは私だけでしょうか?意図的であったらすみません。 ただの「鋏」ではなくて「糸切り鋏」であるのもいいですね。あの小ぶりで、糸がふっと切れる感じ。それと対照的なこの詩のスケールの大きさも魅力のひとつだと思います。
0お読みいただきありがとうございます。 おっしゃる通り、スピード感と熱量がとにかく出したかったので、「答えは描いてある」を最初に出したのですが、早すぎましたか…。 最後の「答えが集まっている」は走り抜けて、よくやったおつかれさん的なものを出したかったんですが、早い段階で竜頭蛇尾になってしまったみたいです。またメッセージ系に挑戦してみます。
0お読みいただきありがとうございます。 あぁ、ひらがなの使い方が悪いのはそうですね。私の課題です。漢字にしちゃいがちです。全部ひらがなにした方が良いのか?部分的にならどの文章を?そもそも私の書くものは平仮名が向いてるのか?なんでこの詩にひらがながどうとか言われてんのかさっぱりです。考えてた時期はあるし挑戦していた時期もありました。てか何だこれ、ひらがな向きなの? 後、詩や日記はごめんなさい。手書きで何十年もやってんですね。つまりですね、ずっとなんもかんがえてません。またいしきってのしてみます。いしきたかくしてもまわりがきづかなければいみないとおもいますがやってみます。 こうやってひらがなつかってるけどぶんたいがまるっこくてやわらかいってイメージしかまだもてませんが、やればなんかかわるんでしょうね。
0わかったとおもう。これはニッパーというタイトルでほかんしててください。つぎはまちがわんようにつとめる。するはできない。しかしつとめることはできるから、つとめる。
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