天の躍り - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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天の躍り    

空色の淡さは溶け入り 矩形の灰色が、吹き荒ぶ 数珠繋がりの骨骨が動き出す 喉元にこみ上げる熱っぽさのような、そのさま 申しようもないほどの身勝手さじゃないか どうしようもないじゃないか 合間から射す光が あいまいに、頭部を照らしだすとき 気をつけなくちゃならないのは 脳みそまで光そのものになってやしないか そのことだけ 雲の身勝手さのように 世も廻る 君も廻って 僕は 廻らないべくして、廻っている しだれ桜のような小雨が 僕の額の上で躍った 雨の動線が 人形の操り糸の質感を、帯び始めた 雫の挙動を 手にとるように理解するのが どれだけ僕を不安に陥れてしまうだろう 濛々と曇る眼球の覆いに ちらつくの 僕ら、七〇億の躍り



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作品データ

コメント数 : 0
P V 数 : 903.7
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2021-04-04
コメント日時 2021-04-04
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/11現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:903.7
2025/04/11 19時49分39秒現在
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