空色の淡さは溶け入り
矩形の灰色が、吹き荒ぶ
数珠繋がりの骨骨が動き出す
喉元にこみ上げる熱っぽさのような、そのさま
申しようもないほどの身勝手さじゃないか
どうしようもないじゃないか
合間から射す光が
あいまいに、頭部を照らしだすとき
気をつけなくちゃならないのは
脳みそまで光そのものになってやしないか
そのことだけ
雲の身勝手さのように
世も廻る
君も廻って
僕は
廻らないべくして、廻っている
しだれ桜のような小雨が
僕の額の上で躍った
雨の動線が
人形の操り糸の質感を、帯び始めた
雫の挙動を
手にとるように理解するのが
どれだけ僕を不安に陥れてしまうだろう
濛々と曇る眼球の覆いに
ちらつくの
僕ら、七〇億の躍り
作品データ
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作成日時 2021-04-04
コメント日時 2021-04-04
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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技巧 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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2024/12/04 02時39分27秒現在
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