作品投稿掲示板 - B-REVIEW

いけい・るか


投稿作品数: 21
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こーこーせ 詩と文学と民俗芸能/その他諸々
自作の一押し・・・・ さいわい

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天の躍り

2021-04-04

発掘

2021-01-24

2020-12-21

濃色の徒労

2020-11-01

月を喰らう

2020-10-11

始まる

2020-09-06

2020-08-05

だだ!

2020-07-04

2020-06-20

笑みの残り香

2020-06-06

いいねの市場

2020-04-12

さいわい

2019-09-17

殻の音

2019-09-09

ニライカナイ

2019-08-29

魚影

2019-08-27

この詩では語り手が帰宅してから、件、河童、鵺、と妖怪が三匹出てきますが、どれもそのうち消えたり帰ったりしてしまう。詩の語り手は、規則正しい生活のひとつひとつをしっかりこなす度に、妖怪たちが消えるのをしっかり確認している。規則正しい生活の合間に、妖怪などを想うような想像力が段々と潰えていく流れを淡々と書いている詩に読めました。言葉をギリギリまで詰めながら、叙情、意図が伝わってくる構成がつまっていて、とてもいいなと思いました。 (現実の重み)

2021-01-28

コメントありがとうございます。返信が大変遅くなって申し訳ありません。 パチンコ玉って、ひたすら台の中を駆けながら、順々に運動していて玉同士が触れ合うことのないものだと考えながらこの詩を書きました。僕は、孤独でありながらずっと社会の一員として駆けていく他ない現代人を連想してしまいます。 詩の流れも褒めていただき、大変嬉しいです。 (蛆)

2021-01-28

コメントありがとうございます。 僕の詩そのものより、鳴海さんの読み方のほうが面白くて興奮してしまいました、、、笑。僕はただ単に、暗くなりつつある山に浮かびあがる火の粉をイメージして書いていました。たしかに、沈みながら浮かんでくる、掘り降りながら突き上げようとしている、そういう両義的な行為への連想は興味をそそられます。問題ありな詩、と言ってもらえて大変嬉しいです。 (発掘)

2021-01-28

コメントありがとうございます。 僕自身、なんだか言葉の密度が薄いものを書いてしまったなーという気概がしていました。やはり読後感が薄いと改めて確信できました。観念的なフレーズと、情景描写のテンポのいい構成をもっと意識すれば、言葉を濃く押し出すことができたかもしれない。コメントを読んでいて思いました。 (発掘)

2021-01-28

楽子さん、コメントありがとうございます。 そう言ってもらえてすごく嬉しいです!毎回表現や言葉に欲張ってしまい、冗長になってしまったり、本質とすれ違ってしまうことが多々あるので、力を抜いて読んでもらえてよかったです。 (月を喰らう)

2020-10-11

くおんさん、コメントありがとうございます。 詩の導入部分に一声上げるイメージを入れたら、すっと詩の中に入っていけるのかもしれないという半ば実験心でした。生活の中で感じる色合いと空気感を感じてもらえたなら、とても嬉しいです。 (月を喰らう)

2020-10-11

ふじりゅうさん、コメントありがとうございます。縦書きにしたのは、ほぼ何も考えずに、縦書きという形式を使って詩っぽくしようというような軽率な考えでした。縦書き、横書き、他の詩の形式を採用する場合もっと意識的になるべきでした。また、詩の中につめこんだ要素がうまく機能しきらない構成という指摘は、その通りだと思います。何度か推敲もしましたが、一つ一つのキーワードがもたらす効果に対しての考えが及んでいなかったことに気がつきました。粗雑で感情的な言葉を適当に放り込んだ、おもちゃ箱みたいな詩になってしまいましたが、この詩で取り扱った要素や言葉の一つ一つにもっとフォーカスを当て、これからの詩作の中で吟味したいと思います。とても参考になるご指摘をありがとうございました。 (無数のあるあるがぼくを殺すこと)

2020-10-11

すみません、自分のコメントに誤字がありました。ゎの部分は「の」です。 (自転車に乗って)

2020-10-11

季節の変わり目を瞬間毎に区切った表現が印象的でした。ゆるやかに季節ゎ 包み込む薄膜を、自転車に乗って突き破るというイメージに、清々しくて目まぐるしい気持ちがして、詩を楽しめました。 (自転車に乗って)

2020-10-11

最終連に『アメリカでは長い間、白人と有色人種が同じプールに入ることはなかった。』と置く構成が、この詩の伝えたい部分を強く押し出してくれていて分かりやすく思いました。言語によって引いた、「犬」という記号をひたすら愛でる人間の姿。また、その記号的生活に甘んじて、人間に愛想を振りまく犬の姿は醜い。たしかに、お互いにわかりあっているようで、これほど大きくすれ違っている関係性はなかなかないなと思いました。しかし、深尾さんの言葉が、引用部分に大きく引きずられていて、引用勝ちの印象がしました。 また、真に「犬」とつきあうためにはどういった態度で人間は「犬」に向き合うべきだと思いますか。ぜひこの詩の書き手である深尾さんから伺ってみたいです。 ぶしつけながら、コメント失礼します。 (People playing with dogs)

2020-10-10

自分の中に、”みんな”というアンチ自分的な存在ができていく問答が装飾なく追体験できました。それは、この詩のような自問自答を、僕自身が抱えながら生きているからなんだと思います。 単語、構成、文脈や行間から言葉が生まれる詩というよりも、どこかで見たことがあるような、出来合いのフレーズで仕上がっている作品のように思いました。あえて余計な言葉やフレーズによる装飾なくしてあっていいと思いましたが、少し物足りない感じも否めませんでした。奥村うみさんが編み出す言葉の光る部分が、霞んで見えにくいような・・・。それとも、あえて詩自体や個性というものを、”顔”に象徴しているのでしょうか? (どんな顔?)

2020-09-19

なんだか恐縮です(笑)。丁寧な返信をありがとうございました。日々精進します。 (遺物と進行の星座)

2020-09-18

ABさん、コメントありがとうございます。ノスタルジックな気持ちや、憂いって、結局いつまでも掴みあぐねやすい気がします。この詩で一番押し出したかったところに、ちょうど目をつけてくれて嬉しいです。 (遺物と進行の星座)

2020-09-18

ゴデルさん、コメントありがとうございます。人類史上最大の人工物って、星座だと思うんです。星座という概念の中に、言葉や、絵や、様々な芸術の根元があるような気がします。 少し気取りすぎたかなと思いつつも、僕もわりとお気に入りのフレーズです笑 (遺物と進行の星座)

2020-09-15

所々挿入されている「ウチ」と「アイダ」のフレーズが行間にリズムを作り上げていて、読みやすいかつ、”瞬間”に対する幻想的なニュアンスを受け取りました。「鬼さんこちら…」のフレーズの連続を読んで、瞬間の連続によって時間は作られ、僕らはその瞬間を好きなように切り取って生きている。そのように受け止めました。 (手の鳴る亡霊)

2020-09-13

自分もよくぼうっと動物の目に思いを馳せてしまいます。死んだ金魚が自分のことを認識してるのかなんてわからないけど、なんだかわかる気がするのは、自我が金魚の虚ろな目と溶け合っているからなのかな、と思いました。自分もまた、この時虚ろなような… (金魚のくせに)

2020-09-13

コメントありがとうございます。どれだけ感覚や知覚が濁ったとしても、なにかが始まる瞬間においては、そういった濁りが払拭されるように思います。たとえそれが人工的な『白』が上塗りされているだけだとしても。そういった、始まり、色でいうなら楽子さんが言ってくれた通り『白』を、日々重ねていく作業や行為が、毎日を支えていてくれてます。楽子さんの読み方がとても嬉しいです。 (始まる)

2020-09-08

返信が大変遅くなりすみません。コメントありがとうございます。ダダイズムについてほとんど知識がありませんが、”これから”がどこかに飛んでいってしまったように感じるくらい、無目的で虚無に見えてしまう現代ではやはり不安や苛立ちをかんじます。”戦争”は、情熱も悲哀も抱えた、少なくとも心を大きく動かすドラマチックな存在だと思えてきてしまうくらい・・・。 (だだ!)

2020-07-11

”夜、やみそうにないね”というフレーズ、すごく好きです。なにもかも置いていかれる世界で、夜だけが自分の頭の上を過ぎ去ってくれないようなもどかしさが染み入ります。もどかしい!! (夜空)

2020-07-11

コメントありがとうございます。わざわざ漢字にしても、タイトルとしての面白みに欠けると思って「だだ!」にしました。自分の考えが雑で幼稚だとも思えるし、結局内容も駄々だよなあと自虐的になれるしで、、、(笑) (だだ!)

2020-07-05

コメントありがとうございます。「質」は「しつ」のほうで書いていましたが、獣偏さんの指摘のおかげで、たしかにどれも当てはまるなと発見しました。「たち」「しち」と読めば、更に思考が灰色に曇っていく心地がします。 (だだ!)

2020-07-05

白川 山雨人さん、ありがとうございます。実は自分、ハリー・ポッターを見たことがないもんで、そんな世界観の映画なのかとはじめて知りました(笑)。過去の残像を閉じ込めたものだけに、写真が動くなんて、もっと奇妙な心地がします。 なんとなく、真顔の写真というのはスッと見れるんですが、誰かが少しでも笑っている写真はたしかに不気味に感じます。この差はなんなんでしょうか、、、不思議でたまりません。 (笑みの残り香)

2020-06-20

切実に響くものがありました。変に飾らない、直線的な言葉がやっぱり一番染み透ります。 (優しくなれたなら)

2020-06-08

「あんもくのりょうかいとはめが見えないひとことばなのかい」 どこかハッとさせられました。常に暗い世界の中に生きる人にとって、世界を認識するということはまるで暗黙のうちに、真っ暗なイメージの中で世界を編み出す作業をしていかなければならないのかなと思いました。いちいち道につまずくことが当たり前のように、目に見えるものにいちいち反応する自分を強く意識させられました。 (盲目の詩)

2020-04-26

芝草の中の、血脈のように通った芝草の人生経験みたいなものを全身で感じるイメージが湧きます。一見なんてことはない草にも経験が豊富につまっているように思えてきました。 (遠い風習)

2020-04-16

返詩ありがとうございます。数日経って自分の書いたこの詩を見直すと、ただただ傍観、悲観しているだけのスタンスで発展がないなあと思いました。羽田恭さんの返詩がその部分を補完してくれている気がします。この「いいね」の世界を認識した先で、さらに発想を発展することが重要なのかもしれません(当たり前かもしれません笑)。 法輪、すごく良い表現ですね。僕自身現実がただ回っているだけなように見えて、現実社会の回転においてあまり意味合いを感じていなかっただけに、この部分が響きました。 (いいねの市場)

2020-04-16

窓辺景色さん 銀河鉄道の夜を再読してもらえるほど熱量をこめて読んでもらえて大変嬉しいです。ポイントもありがとうございます。 (さいわい)

2019-09-19

つつみさん、コメントありがとうございます。 それは辛かったですね。お人好しという言葉自体、良いのか悪いのか、一言だけじゃわからなくて、言葉との距離感を掴みにくいような気がします。 つつみさんの、お人好しの自分の姿を受けとめた上でお人好しになる、という考えが素敵だと僕は思います。 (さいわい)

2019-09-18

すみません、先生とは、この詩にでてくる「先生」のことです (さいわい)

2019-09-17

窓辺景色さんコメントありがとうございます。 僕は、ジョバンニとカムパネルラ二人の自己犠牲心を美しく感じます。銀河鉄道は特に、さそり座の話が好きで、小さい頃のプラネタリウムで観たさそり座の話が強く印象に残っています。 この詩は、きっとカムパネルラは「自己犠牲から、身を投じた自分の姿に浸る心を切り離せない」と悟りながら溺れていったんじゃないか、という個人的な推測が浮かんで書きました。実際、彼は誰かにとっての「さいわい」になる事を欲して死にました。さいわいになった自分の姿を求めたカムパネルラと同じように、僕も「偽善的と言われる行為」に含まれる自己満足を求めていたと、最近銀河鉄道の夜を再読して気がつきました。 しかし、カムパネルラの死は甘えてはいないと思っています。その自己満足の存在に気がついて、それを踏まえた上で誰かのさいわいになれることが美しくて、大事だと思います。「先生」のような存在のように、自己満足や利己的な感傷に気づいた先に進もうとせず、他人を偽善だと諭すことこそ、真に己しか見えていない偽善だと考えさせられました。 (さいわい)

2019-09-17

survofさん、アドバイスありがとうございます。 常に語尾への違和感を持って詩を書いていながら、中々違和感やリズムのつっかかりにどう対応すればいいのかわからなかったので、大変勉強になります。 どのリズムで読ませたいのか、という点も今後意識していきたいと思います。ほぼ自分の体感に合うものだけでリズムを決めていたので、まとまりを作れるように頑張ります。 個人的にはベタかなと思っていた一節目も、考えてみれば一番軸が立った節だと気づかされました。 (殻の音)

2019-09-10

みうらさん、ありがとうございます。 自分の感じるローな気持ちが駄々もれのまま書いてしまったので、愚痴になっちゃったと思ってました、、笑 そんなに言ってもらえると嬉しいです。 今後は自分の心境や空想、イメージを工夫して練って、表現していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 (殻の音)

2019-09-10

仲俣さん、コメントありがとうございます。 僕もどこかでそのニュースを聞いたことがあります。どこかで、現実とは違う世界を欲して死んでいく人がいることは本当に悲しいです。 この詩は、あらゆる死者が、それぞれのニライカナイ的な場所へいるんだろうなと思いながら書きました。今死んでいく人達を想うのは自分と少し距離があるようで難しい心境がしてしまいます。今、自分がいる土地で、かつて死んでいっただろう死者たちを想うのも、平和へ向かう一歩だと思います。仲俣さんの返詩は、まさに僕の書きたかった一節でした。ありがとうございます (ニライカナイ)

2019-09-10

エイクスピアさんコメントありがとうございます。天の川が淡水だろうというのは、もし彦星と織姫が海水の天の川を渡ろうとしたら溺れてしまうだろうなと思って断定しました(笑)迫真性があるとは意外です。 (魚影)

2019-09-01

天淵鱗子さん、コメントありがとうございます。節の初めが「魚影」から始まってばかりで、リズムを作る上では邪魔かなと思っていましたが、リズム感を受け取ってもらえたなら良かったです。 (魚影)

2019-08-31

××を読む側としては、弓巠 さんにとって××がなにを指すか大体なんとなくわかる節と、時々自然と××になんとなく自分が入れたい言葉を入れて読んでしまう節があって、こんな一貫性のない読み方をしていいのかな?と不安になりました。はっきりとした言葉がない、読者が自由にあてはめられるものは幅があるだけに不安定な気持ちにさせられるんだなと思います。「自由」の幅を感じました。 弓巠 さんが伝えたいこととは違うものを受け取ったかもしれませんが、面白い発見がありました。 (表現の自由)

2019-08-31