それしかなかった
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ユートピアへの行進 －for 100 years after－
自由平等を叫ぶ人間の群れが あらゆる障害物を薙ぎ倒して進む さながら軍隊の行進だ 「前を横切る者は不敬罪だ」 「行列に参加せぬ者は非国民だ」 そのままユートピアまで 辿り着けるといいね 誰かが本能を汚れと呼んだ 誰かが本能を輝きと決めた それがあるべき姿だと 「燃やせ燃やせ汚れを燃やせ」 「磨け崇めよ輝きを一層」 ケ無しハレハレ 楽しそうだね 理性への信仰が 本能を押し潰す そうやって人は狂っていく 「私は理性的な人間です」 「道徳が何より大切です」 お利口だこと お綺麗だこと かわいそうが権威になって 皆がそれに服従する 踏み潰される人々を不可視化して 「我こそ被害者救いを寄越せ」 「お前は加害者罪を償え」 現代の貴族は 領民を可愛がるのがお好きらしい 正義の名の下に 未だ見ぬ命は蹂躙され 地下室の奴隷は拷問される 「私達は機械ではない」 「私達の怒りを受けよ」 人間性の輝き 赤色巨星のような輝き ・・・ 現代はとかく厳しい差別社会です その最中にあって 命の襷を受け継いだ者達が 新たな歴史を紡ぎます 100年後にまた会いましょう
ユートピアへの行進 －for 100 years after－ ポイントセクション
作品データ
コメント数 ： 4
Ｐ Ｖ 数 ： 1225.5
お気に入り数： 0
投票数 ： 0
ポイント数 ： 4
作成日時 2021-03-07
コメント日時 2021-03-12
Ｐ Ｖ 数 ： 1225.5
お気に入り数： 0
投票数 ： 0
ポイント数 ： 4
作成日時 2021-03-07
コメント日時 2021-03-12
#現代詩
| 項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 1 | 1 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 1 | 1 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 1 | 1 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 1 | 1 |
| 総合ポイント | 4 | 4 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0.5 | 0.5 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0.5 | 0.5 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0.5 | 0.5 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0.5 | 0.5 |
| 総合 | 2 | 2 |
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- 作品に書かれた推薦文
ユートピアへの行進 －for 100 years after－ コメントセクション
コメント数（4）
以前書いた作品を思い出しました。 返詩として、アドレスをおきます。よかったらどうぞ。 https://www.breview.org/keijiban/?id=3898
0現代社会の痛い所を思いっきり突いた詩だと思います。100年後か・・・ありますよね？きっと
0羽田恭さん リンク先、少し懐かしい気持ちになりました。 前を見ていたいです。道を別っても。
0福まるさん 社会風刺をしたい欲が強すぎてそればっかりになってしまったなあと投稿後に反省しました。100年後を考えて生きるというのは難しいと思いますが、心の隅に留めていたいです。
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