あめでした窓から中庭見つめつつ
鳥が帰ってしまう雨降り
さよならの正式名称がとうめいで
あれば海辺の硝子さようなら
ただここに言葉残され夢のまた
ゆめは砂糖菓子、猫の足あと
ありあまることも手放すこともない
まなかのうみのみずのさざなみの
校庭の白線、命令文、シャトルラン
だれかが空に逃げているよる
この文はどこにも届くこともなく
静けさ、渚、舟が泣いていた
ことばなく雪と太陽がただ話す
夢は二度とない口語 ものがたり
もう数えきれないから誰も数えない
月日の月の写真ってきれい
形あるものはかたちを失って
うしないなどかくもありふれて
洗われた服のたましいたゆまない
尾の軌道描き旅立つ人影
服のない獣の線だけが滲むから
絵がじょうずねとほめられた日々
空白は目を凝らすことで白くなり
かいて書いて描いてみせてよ
幾万のふわり落ちゆく傘たちが
街を守っていまも住んでいる
きょうもまたそらが白くて落ちなくて
幼稚園のカラス 飛ばないな
都市の風かざむき変わりだれしもが
少し新たな人の顔のあり
歌詞のないかざりけのない音のねの
例えば鈴かみちぎる猫
みえないな視界の奥の雲深く
詩の神さまはいつも既読か
数えきれないからうみがすきでした
波がやさしく死者誤入して
どうしてさ逆立つ産毛ぬれちゃって
平らな道で泣く子 ねこ抱き
朽ちた窓まどろむ夢のどーぶつえん
ぼくがたくさんあるいてました
つまずいたあしもとの滅びほろほろと
積木つみ き 崩し つ (あははは)
作品データ
コメント数 : 1
P V 数 : 1075.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 5
作成日時 2021-01-31
コメント日時 2021-01-31
#現代詩
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項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 2 | 2 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 5 | 5 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 0.5 | 0.5 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2.5 | 2.5 |
閲覧指数:1075.0
2024/11/21 19時29分26秒現在
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淡々としているようで後半だんだんと壊れていく様は読んでてハラハラしました詩自体は長文だと思いますが引き込まれるものを感じます
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